12月の4社一斉改正。能勢電は他社と同じく減便が目立ちますが、何より例のアレが無くなりそうなのが気になります。バスに負けたのかな…
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【京急新ダイヤ憶測】 【北総線改正】 【浅草線改正】
能勢電鉄のニュースリリースによると、ポイントは
◆平日朝ラッシュ減便
◆土曜ダイヤの廃止(土休日ダイヤ化)
◆深夜帯減便・終電繰り上げ
◆日生エクスプレスの時間変更
◆川西能勢口発は原則として日生中央行きに、山下〜妙見口間は折り返し運行へ
というところでしょうか。
前3つは、「複雑なことを抜きにすると今はこうなるんやで」という、4社改正の最大公約数的な感じですね。
土曜ダイヤが無くなるというのは、致し方ないとは思いますが、かなりレアな存在だっただけに寂しさはありますね…日生急行・妙見急行が無くなった時点で存在意義がほぼ無かったですが…
で、やっぱり本題は…
川西能勢口発は原則として日生中央行きに、山下〜妙見口間は折り返し運行へ
ニュースリリースには「普通列車は、川西能勢口~日生中央間の直通とし、山下駅で山下~妙見口間の折り返し列車に接続します。(一部列車を除く) 」と書いてあります。
ということは…!
山下駅の「日生中央行きが2回停まる」運用がなくなるということ…
※いちおう「(一部列車を除く)」とありますが、きっと「普通列車は、川西能勢口~日生中央間の直通とし」にかかるのではなく、「接続します」にかかると思うんですよね…
さて「日生中央行きが2回停まる」運用とは、山下~日生中央の1駅間を折返す区間列車の特殊運用です。
山下駅は3面4線で、真ん中1面を日生中央からの上りホーム(2番線)と妙見口行きの下りホーム(3番線)とが共有しています。
そこで、川西能勢口発妙見口行きが3番線に入る際、日生中央行きは上り2番線で待機し、客を乗せます。そして、真逆の川西能勢口方に客を乗せたまま引き上げたうえで、折返して本来の下り1番線に停車、改めて日生中央に発車していきます。
↑折返して1番線に入る区間列車
どうせ折返しをするならと、客の乗換が便利なように停車をする、すばらしい運用だと思うのですが…残念…
川西能勢口発を日生中央行き・妙見口行きのそれぞれに振り分ける運行は、日生中央と光風台・ときわ台のそれぞれの住宅地を平等に評価してたからだと思うのですが、ここにきて急に片方に寄せた理由も気になります。
ひとつは光風台・ときわ台がオールドタウン化してしまった、ということでしょうか。
能勢電鉄の駅は全般的に長期減少傾向ですが、日生中央の乗降客数が2011年から2019年にかけて約10%の下落(12257→10623)なのに対して、光風台は約20%(4280→3459)、ときわ台に至っては約30%(2906→2205)と大きく減少しています。
なので、下落率が低く、全駅でも2番目の乗降客数がある日生中央を下支えするために全便日生中央行きにしたのではないか…と思うのです。日生エクスプレスも本数は維持したのも同じ理由ではないかと。
しかし、なぜ光風台とときわ台はこんなに下落するのでしょうか。ときわ台は確かバスの発着が一部妙見口に移ったというのもあった気がして、実際妙見口は2012年からほぼ横ばいではあるのですが、とはいえ800人台と大きな数ではありません。
そうなると、考えられるのは箕面森町→千里中央ルート。箕面森町の街びらきに加え、ときわ台とを結ぶ道ができ、さらに千里中央からときわ台・光風台を結ぶ直通バスまでできたことで、そちらに流れている、ということでしょうか?
だとすると北急の延伸でこの流れは加速すると思われ、今後の能勢電鉄の末端区間がどうなるのか…うーん…
ご覧いただきありがとうございました。
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