残念ながら2024年もしくは近年のうちに廃車・引退・定期運行終了してしまう列車をまとめました。なお「○○月ダイヤ改正で引退」となっていても、それより早く運用離脱することがあります。撮影はいまのうちに、という過去にやらかした自分への注意喚起…
ページ公開後も思いつくたびに追加しています。誤りや追加すべきものがあったら是非コメントください。
なお、「引退」は「廃車確定」的な意味合いで使っています。
↓こちらもどうぞ
・2023年版・まもなく廃車・引退・定期運用終了になる車両のまとめ
2024年版も、正月ではほとんど↑2023年版と同じですが、1年後には色々変わってるはず…
・2022年に引退・運行終了した車両や種別たち
・2022年版・まもなく廃車・引退・定期運用終了になる車両のまとめ
2024年内に引退予定の車両
◆JR西日本12系オハ12形
・2024年夏に廃車予定→2025年2月まで残存
・JR西日本が「SL北びわこ号」などで使用していた5両の12系のうち3両がオハ12型です。12系といえば網干訓練の使用車としても知られていましたが、4月末から14系サロンカーなにわが使用されており、去就が注目されていました。
・5月28日に京都鉄道博物館からリリースされた『さよなら展示「オハ12 形」特別展示』にて『2024年夏季に廃車予定の「オハ 12 形」』と表記されていることから廃車計画が判明しました。
・ところが宮原での撮影会(希少車両に出会える!!ありがとう 12 系客車!!「希少車両撮影・見学ツアー」の発売(11・12 月開催分)について)が追加され、「夏季に廃車」は無くなったようで、2025年2月までは残ることが判明しました。
・とはいえ、次の吹田への回送が最後になるかもしれませんね…
・…あれ?2両のスハフ12型は?
◆東海道新幹線ドクターイエロー(JR東海車)
・2025年1月に廃車予定
・以前からそろそろと言われていたドクターイエローですが、ついに引退が発表されています。JR東海車が2025年1月、JR西日本車が2027年ごろだそうです。今後はN700系に専用機器を取り付けて走行するとされており、「黄色い新幹線」は見納めの可能性があります。
2024年度中に引退予定の車両
◆JR西日本201系(大和路線)
・JR京都線-JR神戸線系統への225系新製投入で、同線の221系を転属させて大和路線・おおさか東線を221系で統一する計画。おおさか東線は2022年春で撤退済。大和路線は2022年度も引き続き運用されますが、それも2024年には引退予定です。(参考)
◆阪神5001形
・2025年2月に引退
・阪神の昔ながらのジェットカー、5001形。阪神大震災にも耐え、走り続けてきましたが、ついに老朽化に伴い5700系が追加増備され、2024年度中には廃車予定。
・2月2日に、2月17日に「~5001形さよならイベント~」が開催されましたが、その後も最後の1編成が走っています。
・ただ検査予備車だったりするのか休車だったりあまり運用に入っていないようです。まだ居るといっても遭遇する機会はかなり限られます。
・5001形よりも後に作られた5131形・5331形のほうが先に廃形式となっているのが不思議ですが、前者は抵抗制御、後者は電機子チョッパ制御の差でしょうか?
◆アルピコ交通3000系
・元京王3000系のアルピコ交通3000系。2021年より東武20000系を改造した20100系が導入され、2022年3月より運行されます(公式)。1年に1編成ずつ譲受するそうで(鉄道ホビダス)、もともと4編成在籍の同線なので、2024年度には3000系が引退すると見込まれます。2024年春時点では3005‐3006の1編成のみ残存(3003‐3004は休車)。
◆北陸鉄道8000系
・元京王3000系の北鉄の8000系は、元東京メトロ03系によって更新が始まっています。03系は2024年度までに全5編成を導入ということで、5編成あった8000系も同年度までの引退が見込まれます。
・8000系は2種類あり、3000系初期車(裾絞りの無い幅狭車体・片開きドア)の8800番台2編成・後期車(裾絞りのある幅広車体・両開きドア)の8900番台3編成で構成されていました。2022年時点で8900番台2編成が廃車され、8802編成が引退間近と案内されており復刻塗装が行われています(引退日未定→23年7月中旬に引退)。
・2024年春時点ではモハ8801-モハ8811のみが残存。
・なお8000系は1500Vの浅野川線専用ですが、600Vの石川線のために京王3000系ベースに電装品をほとんど取り替えた7700系が1編成石川線に存在しています。こちらの去就についてはまだ何の発表も無いようです。
2024年度に引退するかもしれない車両
◆南海2200系・2230系(支線用)
・2025年春に引退
・南海の支線で使われている2200系・2230系ですが、2022年10月末に出された運賃改定のニュースリリース(pdf)で、2000系をワンマン化改造のうえ置き換えることが発表されました。
・2024年より2000系が徐々に転属しており、銚子電鉄への売却が行われました。
・2024年7月時点では2200系は天空1編成を除くと残1編成、2230系は2編成となっています。8月7日に最後の通勤用2200系も銚子電鉄に向けて送られるため運用離脱したようです。
・残る2230系も2025年春の引退が発表されました。3月かそれ以降は不明です。
◆JR東日本185系
・2021年に定期運行を終了した185系。しばらくは波動用としての運用が残されていましたが、新たな波動用車両としてE257系5000番台・5500番台が登場。一般用臨時列車の運行は同年7月以降2023年春までなく、しばらくは「185系に乗るのが目的」というツアー用に。いつものクラツー鉄道部のほか、新金線旅客化応援団体などが使用。これらがかなり盛況で、そんな生き残り方があるとは。かつては、普通運用もされるデッキ無しの癖に特急車名乗るなよ、みたいな評価だったのにね…この流れ、それはそれで面白い。
・ただし編成は廃車が進み、2022年末で2編成まで減少しました。
・一部ニュースにはツアー運用ま2022年で引退という記事もありましたが、2023年春まではツアー催行が発表されています。それどころか2023年春には久々に一般臨時列車で走行することが発表。こんなん即完やん…
・2023春改正では、高崎線の651系特急がE257系に置き換えられることから、651系が185系に代わる波動用になるのではという憶測もありましたが、651系のほうが先に廃車に。3編成しかないコンセント付きE257系5500番台では数が足りず、踊り子用E257系2500番台が「あかぎ」の定期運用を持ち「草津・四万」の代走までしているので、651系の状態はよほど悪かったようですね。
・ということでこの欄にもう2年以上載せてますが、旅行需要も回復したいま、185系はまだしばらくは走りそうですね。
・とはいえ、それもいつか限界が来るので、乗りたい方はお早めに。
◆JR東日本E217系
・総武・横須賀線の顔だったE217系も徐々にE235系1000番台へ置き換わっています。E235系は745両も製造されますが、初年度下半期だけで120両とさすがのハイペース。2023年度には出揃うという説もありましたが、2023年1月になってもまだ半数近くは残っており、もう2-3年はかかりそうですね。初期車のY-2編成はずいぶん残っていましたが、2023年9月に廃車されました。
・2023年末時点で残り基本・付属ともに約20編成あり、概ね月1本ずつのペースでE235系が作られているので、2025年半ばあたりが引退時期でしょうか?
・E217系はインドネシア譲渡説もありましたが、無くなった説が強く(政治的にインドネシア国産化が進められ正式に無くなった模様)、全車廃車時はこのまま形式消滅でしょうか。あるいは4連のみ西武に行くのか…?
◆JR東日本209系1000番台
・常磐線各駅停車からまさかの中央快速線へ転職した209系。中央線快速へのグリーン車導入に伴い、既存車が改造で離脱するぶんの穴埋めとして2編成とも転用されました。
・顔が異なるとはいえ、京浜東北線で走り始めた209系が、30年経っても東京駅に顔を出すとは…
・運用は固定化されており、狙うのは比較的容易。ただ2022年夏以降、改造ペースが落ちたためかE233系が走る日も多くなっています。
・土休日は1編成が豊田~東京を1往復のみと、やはり運用の優先度は低いですが、一方で平日は改正のたびに下り特快が増えたり上り特快が増えたりして、活躍の場はそこそこ与えられています。
・この車両のときだけ異常に英語放送を張り切る車掌さんがいます。日本語肉声放送を含めて中野から新宿までほぼ喋りっぱなしはさすがに笑う。
・中央線グリーン車増結の実施は度々の延期で2022年時点では2025年春となっています。ただ、改造さえ終われば209系1000番台は用済みとなる可能性もあるのでは?2021年は改造する58編成中15編成に施工され、その時点で残りは約30本。2022年度は6月時点で7本ほどが改造されており、いちおう再延期前の2024年春に間に合うペースで改造が行われているようです。
◆JR東日本209系500番台・京葉線用ケヨ34編成
・中央線T71編成の転属で置換られる説
・209系500番台で唯一京葉線帯をまとうケヨ34編成。201系置き換えのたえ京葉線に転属した4編成のなかで3編成が8両化・武蔵野線転属したなかでそのままで残された編成です。なぜ残ったのかは諸説あります。
・それはさておき、中央線で進められているグリーン車導入準備として2019年から同線車両に準備工事が行われています。上記209系1000番台はそのために中央線に転属したわけですが、2020年にはさらにT71編成が新造。とはいえ改造される編成数が新聞報道どおりであれば中央線は3編成も余ることになります。うち1編成は分割編成なのであまり問題ないかもしれないのですが、T40編成とT71編成は10両固定。
・そうなってくると、10両固定の中央線用E233系が転属できる路線でヘンな奴がいる、となるとケヨ34編成がクローズアップされるのも当然でしょう。
・とはいえ、ケヨ34編成も2016年に更新されたばかりだし、京葉線に1本だけとはいえ武蔵野線にも居るから置き換えの必要性があるのか、という説も。一方で更新直後にはVVVFが汚れていたそうで、なんらかの使いまわしがされたっぽいから、という説もあり…
◆京成3400形
・ラスト1本も近日中に廃車の可能性
・京成の8両編成のなかでも唯一の幕車となった3400。初代スカイライナーAE形の走行機器を流用しており、しかも書類上はAE形の改番のためAE形が廃車になっているわけではないという、関西並みの生きた化石になっています。そのためツアー等でもよく使用されています。
・2021年秋に3428Fが離脱し、残りは3418F、3438F、3448Fの3編成に。ただ置き換え用の3100系はもともと2022年度1編成・2024年度2編成の投入予定だったものが、コロナのためか2022年度にはいったん白紙に。
・2023春にはデジタル無線対応が無かった3418編成が引退(改造中の車両の運用復帰にともない?)するも、3448Fは取り付けがされ延命。3438Fは取り付けが確認されておらず、5月には運用も確認されず、廃車の可能性が高いと言われています。本線快速・快特運用か西馬込快速運用が多いため、青砥〜成田ならしょっちゅう見かけてたのに、あれよあれよという間にレア車種に…
・最後に残った3448編成ですが、2023年に投入された3100形の玉突きで、3050形として最後のオレンジ帯だった3056編成本線転用で廃車か…と思ったもののそれは無く。
・どうやら京成は2022‐23年にかけて働き盛りの1編成分を失っていることが背景にありそう。すなわち、22年11月に高砂車庫で上野方先頭車が脱線事故を起こした3700形3788編成の成田方6両と、20年6月に青砥駅で成田方から2両目が脱線事故を起こした3700形3748編成(当時はリース中で北総7800形)の上野方2両を組み合わせて、2023年3月から新3788編成が組成されました。旧3748編成は成田方2・3両目を廃車にしたうえで、21年12月に成田方4両目に成田方2両目としての改造を施して6両編成で復帰したものの、22年11月から長期離脱していたもの。残4両は機器取り外しが目撃されており、廃車の可能性濃厚です。旧3788編成の上野方2両は23年7月に切断のうえ搬出されています。ということで8両編成2本のうち8両が廃車(および廃車濃厚とみられる状態)になっており、3400形が使いたおさざるをえなのではないかと…
・今後の焦点は2022年の中期経営計画で、新型3200形の投入が2024年にもなされる旨、告知されていることです(→その後公式に2025年初頭であることが発表されています)。編成両数を変えられるのが特徴とされているので、まずは3500形の置き換え用途と思われますが、運用効率化で3400形も廃車となる可能性はあるでしょう。
・京成本線の撮影地一覧(その1:上野〜都県境)
・京成本線の撮影地一覧(その2:都県境〜津田沼)
・京成本線の撮影
◆阪神201形・202形電動貨車
・阪神尼崎駅から車庫の方を見るとたいがい見える異形の電車、201・202形。夜中に動くそうで、動いているのを見るのも難しいハシビロコウみたいなやつですが、これが「近日中に引退」と発表されました。
・具体的な日時は未発表ですが、近い時期の引退となるであろう5001形の引退による部品の問題、とかでしょうか。
・見学ツアーもやるそうですよ。
◆能勢電鉄1700系
・能勢電鉄の最古参、元阪急2000系を導入した2000系。能勢電鉄の冷房化100%達成を果たした重要な列車でもありますが、9編成のうち残存する2編成の置換えが発表されています。
・いつ無くなっても感は出ていましたが、2024年夏から、阪神尼崎車庫に阪急車がいるのが目撃されるようになりました。能勢電7200系は阪急から譲渡される際、尼崎の阪神車両メンテナンスで改造工事をされていたため、おそらくこれは…と言われていました。
・案の定、8月に公表された2024年度の移動円滑化取組報告書にて、バリアフリー対応しない2編成を7200系によって置換える記載があることが判明。対象車や時期は不明ですが、1700系でしょうし、本年度中に置き換わってもおかしくはないのではないでしょうか。
2025年度中に引退予定の車両
◆JR北海道「ノロッコ号」
・JR北海道といえば、流氷観光のノロッコ号もながらく看板列車でした。
・2023年12月31日の23時半に北海道新聞が配信した記事によると、ノロッコ号は車両の老朽化を理由に廃止となると報じられています。
◆東京メトロ8000系
・18000系導入に伴い引退予定です(参考)。小学生から長らく田園都市線沿線に縁があったので、8500系とともに寂しいですね…爆弾ドアとか、小さすぎて外が見えない側扉の窓とか子供の時は嫌いだったんですが。鉄道の日イベントで、側面方向幕の機器丸ごとを3000円で買えたのも良い思い出…
・後継の18000系はローレル賞を受賞しましたが、朝から降り続く雨の長津田駅で運転士さんたちが「どう?」「いやー…ぜんぜんダメっすね…全く加速しなくて…」と言ってたのがめっちゃ耳に残ってます。
◆南海6000系
・半世紀にわたり全車が現役という奇跡的な存在であった6000系もついに2019年から置き換えが始まり、さらに2023年秋からは帯を外した銀色一色の編成が引退キャンペーンとして運行されています。元々は2023年度の引退予定でしたが、南海の2022年第2四半期決算資料(pdf)では2025年度に変更になっています。数はだいぶへったものの、まだもう少しだけ残りそうです。
◆一畑電車5000形
・地方私鉄で活躍してきた元京王5000系も、いよいよ減ってきています。一畑電車で特急用として改造された5000系も、2025年までに廃車予定。2編成のうち1編成は2024年1月に廃車です。
2026年頃?に引退予定の車両
◆JR東日本E3系
・E8系が2024年春から投入されるのに伴い、順次廃車となる予定。E8系は17編成製造予定のため、3年程度で全車引退でしょうか?
・E3系は既に引退した「とれいゆ」および運用離脱している0番台R22編成を含めて17編成ですが、E8系はどう使うんでしょうね?
◆JR東日本E2系1000番台(東北新幹線)
・E8系の投入でE3系と同時に廃車が進んでいくと思われるのがE2系です。E8系はE5系との併結を考慮して最高速度300km/hとなっているためです。E7系による上越新幹線用E2系の廃車が終わり、2023年度は5編成もE5系が投入されました。2023年時点ではまだ普通に見かけたものの、2024年春ダイヤ改正ではだいぶ運用が減少。今後もハイペースで置き換えが進んでいくと思われます。
・写真の200系リバイバルカラーはすでに引退済です。
◆西武10000系(ニューレッドアロー)
・最速2026年、遅くとも2030年に引退
・特急廃止の可能性も?
・西武は2024年5月9日に発表したニュースリリース「2024年度 鉄道事業設備投資計画 西武鉄道 過去最大の総額334億円 「沿線価値向上」「デジタル化」「働きがい向上」へ積極的に投資」にて、10000系の置き換えに言及。
・もともと2030年までのVVVF化100%を公表していたため引退は既定路線ではありましたが、ついに言及の無かった10000系も公表に至った、ということです。
・ただ気になるのは「新たな車両へ置き換えるとともに、有料着席サービスの刷新を検討」という表現。現行の「特急 小江戸」という形態がなくなる可能性すらあります。
【西武】ついにNRAに廃車予告…!だけで済むのか⁉小江戸廃止の可能性は? |
◆京王7000系4連・6連
・京王は2021年の車内障害事件を受けてた対策として、非貫通車両=編成併結による運用を廃止するそうです。対象は最古参の7000系だけで、5000系の新造で賄うとのこと。単に置き換えの優先順位に理由をつけただけの気もします。京王7000系は2・4・6・10連貫通があります。2連は9000系8連との併結のほか支線でも使うので、一部廃車になるとしても残存するでしょう。ということで4・6連が廃車と見込まれています。
2027年度に引退予定の車両
◆JR西日本923形ドクターイエロー
・N700Aですら新車投入による短編成化が決まったというのに、いまだに残る700系ベースのドクターイエロー。
そうなると「いつまでなのか」も気になるところで、直近ではN700Sへの検測装置搭載や、500系の一部置き換え計画など、関連するニュースが出るたびに去就が話題になっています。「鉄道コム」の記事によれば、N700Sの検測装置ではドクターイエローの全てを代替できないとされ、JR東海・JR西日本とも置き換えは未定としていましたが、結局は後継を作らずに引退予定と発表されています。
◆JR西日本500系
・みんな大好き500系ですが、2024年から26年にかけて、N700Aの8両化によって500系6編成中の4両を廃車することが2024年2月に発表されました。
・残り2編成はハローキティ編成とその予備車ということだと思いますが、これらも2027年頃の廃車が発表されています。
◆東京臨海高速鉄道りんかい線70-000系
・開業から使われているりんかい線70-000系ですが、2023年11月に新型71-000系の投入が発表されました。新型車は2025年下期にに投入開始し、早くも2027年上期には投入完了、70-000系を置き換えるとのこと(公式)。
・もともとは「りんかい線 中期経営計画2022」にて2024年より新型車両が運行開始とされていたので、1年程度伸びたようです。
◆西鉄600系
・西鉄の離れ小島、貝塚線。現在は600系が走っていますが、7050形を改造のうえで2025〜27年度にかけて投入予定であることが2022年度の移動等円滑化取組報告書(pdf)にて発表されています。
・7050系は甘木線で主に使用されていますが、貝塚線の黄色に塗り替えられるとすれば、7050系の現行色も見納めになります(鉄道コム)。
2028年頃に引退予定の車両
◆新京成電鉄旧カラー車
・京成に完全合併されることになった新京成電鉄。カラーリングも京成カラーに合わせることが発表されています。
・まだ鋼鉄製・塗装車がそこそこいる新京成車なので、さすがに全検ごとの変更とは思うので、だいたい合併の2025年春から4年後にはすべて京成カラーになるのではないかと思います。
・京成本社の近くに住んでいた身ながら、そこまでせんでもと思うのですが、しかしいずれリバイバルカラーはやることでしょう。
・あと、ラストの入場前にちはら台・旧成田空港駅入線ツアーをやる気がします。
◆福岡市営地下鉄1000N系
・福岡市営地下鉄の初代車両ですが、新型車両が2024年秋に走行試験開始、その後28年にかけて投入予定。そのため見られる期間もあとわずかとなっています。
・筑肥線の103系もそろそろでしょうし、ここ数年は福岡の置き換えが熱くなりそうですね。
◆京福電気鉄道モボ101形・モボ301形
・嵐電こと京福は、2024年度から2028年度にかけて新型車両「KYOTRAM」を7両投入し、モボ101形6両と301形1両を置き換えることを発表しました(ニュースリリース)。
2030年頃に引退予定の車両
◆JR北海道721系
・快速「エアポート」でよく使われるため、新千歳空港に降りると乗ることが多く、長らくJR北海道の顔のひとつであった721系。
・しかしこれも経年30年を越え、古さは否めません。なんたってJRで初めてワンハルドルマスコンを導入した車両だそうですし。2023年夏には初めて廃車が発生。
・JR北海道が2022年に発表した「JR北海道グループ カーボンニュートラル2050」では2030年までの置き換えが記載されています。
・とはいえオリンピックが無くなったことで、工事が一部遅れていた新幹線の開業も無理に間に合わせずに延期させるのではという観測もあり、果たして予定通り2030年までに既存の車両を揃える体力があるのでしょうか…?
◆JR東海383系
・特急「しなの」用の383系ですが、キハ85系がHC85系に置き換わるやいなや、JR東海は2026年度に置き換え用の新型385系の量産先行車を投入することを発表。2029年ごろより量産車を投入予定としています。
・80両のキハ85系が1年で置き換えられたため、383系もそれぐらいで置き換えられるのでは…?
◆仙台市営地下鉄1000N系
・初代車両1000系をリニューアルした1000N系。この流れ、福岡市営地下鉄と同じで面白い。福岡1000Nよりは少し遅く新型車両3000系が2024年から7年かけて投入され、現行は2030年ごろに引退予定です。
時期不明だが引退・置換発表済みの車両
◆JR貨物EF66型100番台
・ニーナさんの影に隠れて嫌われ者の感すらある「サメ」さん。
・すでに一部廃車が出ており、JR貨物は廃車する気マンマンです。2022年度も桃太郎を11両増備するため、旧型車は次々離脱していくことでしょう…
・「なんだサメか…」なんてのが贅沢な話だった日がいつか来ます。でも、ニーナ引退以後、ダイヤのメモ:EF66の時刻表(2022年3月改正版)のアクセス数が激減したんだよなぁ…(1/10くらいに)みんな正直すぎるだろ…
・2022年7月になり、JR貨物社長会見で「国鉄タイプ(サメ含む)は今後全検予定なし」と言及しました。最終出場は21年秋で、その6年後の2027年度あたりがラストランでしょうか(ただし最後のほうは休車で延長する可能性あり)
ダイヤのメモ:EF66の時刻表(2022年3月改正版)
↑毎年作るのが楽になっていくんですよね…
◆JR貨物EF65型・EF64型・DE10型
・同様に国鉄型たち。特にEF64は2021春改正で首都圏撤退、2022年春改正で中央西線へのEH200投入で運用大幅減と、風前の灯になっています。
・2022年7月、JR貨物社長会見で「国鉄タイプは今後全検予定なし」と言及。いずれも遅くとも2027年ごろには姿を消してしまいそうです。
◆東急9000系・9020系
・東急は2022年1月7日に発表した運賃改定に関する告知「2023年3月の実施に向けて鉄軌道旅客運賃の改定を申請」をリリースしました。その11ページに「・田園都市線、大井町線車両更新」、さらに補足説明資料9ページには「田園都市線に続き、大井町線で新型車両への置き換えを実施」との一言が。
・情報サイトによれば、9000系のうち最も全般検査から時間が経過している車両は2014年3月出場の9002F、同5月出場の9003Fで、この2編成は早晩廃車になってもおかしくないですね。
・一方でもっとも時間経過が浅い9001F・9015Fは2020年の検査出場。9023Fも2018年が最後の出場なので、よほどのことが無ければまだ数年は頑張ってくれそうです。
・その後、西武のサステナ車両が東急9000系・9020系および小田急1000系であることが発表されました。
・2024年3月末には東急が「2024~2026年度 中期事業戦略」(pdf)を発表。2025年度以降に6020系をベースとした5両編成を18編成投入されることが発表。投入完了がいつまでかは不明ですが、新車投入とともに西武へ移籍していくことが見込まれます。
◆小田急30000系EXE(未更新車)
・小田急は2024年9月9日、新型ロマンスカーの設計に着手したことを発表しました(PDF)。イメージ図すらないものの、2028年度=2029年3月運行開始予定であること、2023年末に引退したVSEの後継であること、そしてEXEのうち未更新編成の置き換えとなることが発表されました。
・EXEは7編成中2編成が未更新のままとなっています。5編成が更新されましたが、コロナ期にお金がなく2編成が放置されたとかなんとか。でも2編成というのは、RSE、VSE、GSEと2編成製造が多いので、ちょうどいいですね。コロナ後を見越してあえて残したのでしょうか?
・いずれにせよ製造はわずか2編成と推測されるため、EXE未更新車の引退は投入予定の2029年3月の可能性が高そうです。
◆京急1500形
・京急は2022年度の「鉄道事業設備投資計画」にて、1500形を新1000形で置き換えることを発表しました。置き換え年度は未発表です。快特運用・アクセス特急運用から大師線もこなすオールマイティー車両ですが、今後は徐々に活躍の場が減っていくと思われます。
◆西武101系、西武2000系、西武4000系
・西武HDが2022年5月12日に発表した2022年3月期の決算補足説明資料。こちらは鉄オタ界隈の耳目を引く内容が書かれていました。要約すれば、「非塗装・VVVF車」を「サステナ車両」と名付け、サステナ車両の割合を増加させるために他社から中古車両を譲受する、というもの。
・もともと101系や2000系は廃車が進んでいますが、明確に方向付けがなされたことを意味します。
・それにしても「サステナ車両」なる聞きなれない名称…大手私鉄なのに中古車、というのを誤魔化すための…というのは穿ちすぎでしょうか。
・代替車両は何になるんでしょうね?4000系はトイレ付きから選ぶ可能性がありますが(とはいえ池袋からの秩父鉄道直通が無くなった今、トイレも必要なのかというと?)、217系や房総209系でしょうか?多摩川線はJR出身のほうが有利だったりするような…そうなると機器共通化できる廃車の近いりんかい線70-000系も大いにありうるような?(ただ元70-000系で2022年に運用離脱しもともと4両編成なのですぐにでも使えそうな209系3100番台は郡山に送られ、見学イベントで「廃車予定車両」として紹介されています…) 個人的には東急9000系のあのモーター音が残ってほしいんですが!→その後西武から発表があり、東急9000系と、まさかの小田急8000系。ステンレスじゃないんかい!
・なお9000系はVVVF化されているので後回しらしいです。また、「主に枝線」ともあるので、10000系ニューレッドアローも当面残存するのでしょうか?
◆東武野田線用8000系・10000系
・東武は2024年4月22日に東武が発表したニュースリリース(pdf)にて、野田線に新型80000系の投入を発表しました。製造するのは25編成と、野田線を走る8000系・10000系の総数と同じ。これにより8000系は廃車(8111編成は除く?)、10000系は転属が見込まれます。
・2024年4月30日に発表した鉄道事業設備投資計画(pdf)では80000系は初年度に5編成製造とされており、5年程度での置き換えが見込まれます。
◆東武9000系
・東武東上線の9000系。2024年4月30日に東武が発表した鉄道事業設備投資計画(pdf)にて、新型車両への置き換えを表明しました。2024年度は設計を行うということで、新車投入開始まではまだ2-3年ありそうです
◆阪急9300系による特急、阪急9300系のプライベース組込編成
・阪急9300系にプライベース車両が組み込まれているのは一時的な措置のようです。また、9300系は数年後に特急から撤退するようです。
・阪急が2024年7月から運行開始した「プライベース」。このために2300系が新規に投入されましたが、7月時点では1編成のみ。運行に必要な5編成を確保するため、9300系の一部編成にもプライベース車両を組み込んでいます。しかし報道によれば将来的に特急全てが2300系で運用する予定とのこと。「特急」に通勤特急や準特急が含まれるのかはわかりませんが…
・ということでプライベースは全て2300系で運行となるので、9300系のプライベースも一時的な措置といえます。2300系が増備され次第、9300系から移されるのでしょう。9300系に組み込んだ車両が2300番台なのはそのためなのですね。
・さていつごろまでか、ですが、いつもの阪急の投入ペースからすれば2-3年は残りそうな気はします。
◆近鉄の古い車輛(冷房後付け車)
・もはや動態保存レベルで使い続けられる近鉄の通勤車ですが、その中でも車齢が古いものがついに廃車対象となることになりました。
・2024年秋から登場予定の新車により「昭和40年代に製造した車両約450両について、利用状況を見極めたうえで、必要分を置き換える」₍利用状況とかいうのは減便や減車を考慮ということでしょうか₎とのこと。
・近鉄の一般車両の形式は細かすぎて、鉄道趣味の中でも独立ジャンルじゃないかと思うのですが(「二郎はラーメンではなく二郎という食べ物である」的な)、要するに正直覚えていないわけで…
特に古い、優先的な置き換え対象となると思われる車両はもともと非冷房だったものを冷房化改造した車両で
外観は「屋根の角が角ばったやつ」(新製冷房車は丸みがある)
内装は「運転台後ろの窓が大きい=座席に座っていても前カブリしやすいやつ」(新製冷房車は高くて座ると見えない)
だそうです。
↓左:ちょっと四角い8400系と、右:丸みがある8600系
・2024年度は4両編成10本を奈良・京都線系に投入ということで、4両編成7本の8000系と同6本の8400系が2025年度にも廃車されるのではないでしょうか。ただしいずれも2-3本ずつ3両編成がおり、少なくとも初年度に8000系全廃はなさそうです。3+3連で奈良線急行運用をやることもあるので、大阪難波にも顔を出しそう。
◆泉北高速鉄道3000系
・泉北高速は23年夏から新型車両9300系を導入することに。南海9300系をベースにした泉北9300系は、3000系を置き換えていくと見られます。22年度に甲種輸送をされたのは8両ですが、もともと24両まで数を減らしているため、もって2-3年ではないでしょうか。
・ただし減らした数には廃車になっただけでなく、南海に融通されて南海3000系になった分も含まれています。南海にはまだ7100系が少なからず在籍しており、南海に移して玉突き…という可能性もあったりするのでしょうか?
◆京都丹後鉄道KTR001形
・「タンゴエクスプローラー」で大阪駅で威容を見せていたKTR001形。第一編成は既に無く、第二編成がたまに代走や臨時で走る程度と、かなりのレア車両になっています。足回りやエンジンが限界もいいとこだという話ですが、ついに見納めが近づいています。
・2022年に京都府は中古気動車の取得用に補助金を出していましたが、3月になってその対象がJR東海キハ85であることが判明。既に1編成は京都鉄道博物館で展示された後に宮津まで送られており、年内にも更新の可能性が出ています。
・2018年に全検通したばかりらしいのに…コロナに翻弄された形でしょうか…
◆立山黒部貫光8000形無軌条電車
・国内唯一のトロリーバスですが、老朽化と部品確保困難を理由に、電気バスへ置き換えの方向になりました。「2025年度以降」(乗り物ニュース)ということでまだ具体的時期は不明ですが、数年以内には鉄道路線としても廃止になるのは確実です。
◆あいの風とやま鉄道413系(北陸色・とやま絵巻)
・521系中間車投入で置き換え
・あいの風とやま鉄道にはJRから数編成の413系が移管されましたが、これも521系増備で徐々に減少。すでに新北陸色はなくなりました。一万三千尺物語、とやま絵巻、北陸色1編成が残存しますが、521系の3編成に中間車を組み込み、代わりにとやま絵巻、北陸色編成を廃車する方針が示されました。これから設計に入るということで、引退はもう少し先になりそうです。また、一万三千尺物語は残存のようです。
時期不明だが引退が近いハズ?の車両
◆JR北海道キハ283系
・北海道では、増備が続けられてきたキハ261系に置き換えられる形で2022年3月ダイヤ改正よりキハ283系が運用離脱することが発表されています。アフターコロナがよほど劇的に回復しないかぎり、早期の廃車になるのではという見方もありました…が
・2022年7月になって、キハ183系が2022年度末で引退し、「オホーツク」「大雪」の後継としてキハ283系の定期運用が復活することが発表されました。(PDF)
・ただ、これもキハ261系が揃うまでのつなぎという気もします。
◆JR東日本255系(定期列車撤退)
・「新宿さざなみ」など臨時列車で使用
・ついに定期列車から撤退した255系。2024年3月15日に定期列車引退…のはずが、6月29日まで一部わかしお・さざなみで定期運転で使用されていました。
・以後は一部が「新宿さざなみ」用に残るほかは、どうやら廃車のようです。痛み激しかったですからね…
◆JR東日本205系1000番台
・3編成ある南武支線用の205系。相模線500番台・日光宇都宮線600番台が引退した2022年4月以降において、JR東日本の首都圏では鶴見線1100番台とともに唯一の運用路線になっています。
・2021年10月には朝ラッシュ直前に武蔵中原から尻手へ送りこみ回送中のW4編成が車両故障を起こし、5時間半にわたって南武線が運転見合わせになる事象が発生。置き換えの優先度が上がったのでは…?
・ということで新潟からE127系が転属。なんとLED車から幕車への置き換えという珍事ですが、E127系は2編成しかありません。南武支線用205系は1本残りましたg、果たして今後はどうするのでしょう?鶴見線にたくさん205系がいましたが、こちらが先に廃車の見込み。しばらくは仲間たちの部品で走りそうではありますが…あるいは、試験中の燃料電池車が営業投入されることもあるのでしょうか?いずれにせよ、転用後には乗れる機会は大幅に減少しそうです。
◆JR東日本205系3100番台
・南武支線とともに205系が残ったのが仙石線。
・常に首都圏の余りが転用される傾向が強い仙石線なので、どこかでまとまった数の廃車が発生すれば転用される可能性が高いでしょう(E217系は転用されませんでしたが)。あるいは、JR化後初の本格的な(HB-E210系を除く)新車投入になるのでしょうか。
・2024年4月には1本が廃車回送とみられる郡山送りになりましたが、運用減で余剰が多くあったためとみられ、これがすぐ置き換えにつながるかは不明です。
◆JR東日本209系2100番台
・房総地区の209系は、末端区間を中心にE131系へ置き換えられています。他の209系を見るに、千葉地区についてもそう遠くないうちに置き換えがなされるでしょう。労組資料にはE233系の転用計画があるという記述(労組サイト)もあり、どこか(京浜東北線?)でE233系の置き換えが始まれば、209系2100番台が置き換えられる可能性があります。
◆伊豆急8000系
・その置き換えられる209系2100番台が向かう先のひとつが、伊豆急です。元東急8000系・8500系からなる伊豆急8000系も製造から半世紀、海沿いに引っ越してから15年以上とかなり経過しています。そんな中、2021年に1編成の209系2100番台が譲渡されました。
・今後房総に新車が
◆JR西日本700系7000番台ひかりレールスター
・2023年11月、ひかりレールスターの置き換え計画がネットをざわつかせました。発信源は共同通信のコラム記事で、本題はドクターイエローの去就についてですが、さらっと「次にひかりレールスター700系を退役させる計画」などと書いています。
・一方で2024年の「のりものニュース」の記事では(こちらも本題は別車両500系についてですが…)JR関係者の話として「置き換え計画はない」としています。
・その後N700S投入により一部の置き換えが発表されましたが、約半数にとどまります。まずは500系から、ということで2027年までは少なくとも残存します。
・なお個室が利用できる「ひかり」運用は2023年春改正で上り1本まで減り、風前の灯です。
◆JR西日本681系・281系・283系
・「サンダーバード」等用の681系、「はるか」用の281系、そして「くろしお」用の283系は、2018年ごろの時点でJRのWEBサイトにある「JR西日本の保有車両一覧」において
「・681系、281系、283系 約110両を新製車両に置換計画あり(投入予定時期 2024~2027年)」
と表記されていました。
・ただ「※置換計画については、今後変更する可能性があります。」ともある通り、この表記はさらっと変更されることが良くあるのですが、2022年5月時点では消滅しています。新型コロナウイルス禍で大幅赤字を計上し、インバウンドの消滅などもあって再検討を迫られたのでしょう。
・もっとも、インバウンドが復活した現在、話はまた大きく変わるかもしれません。また、北陸新幹線の敦賀開業で余った681系・683系がどうなるのか、が見どころ。2024年4月時点では宮原にたくさん留置されています。
◆JR西日本113系・115系
・中国地方を縦横無尽に走っていた国鉄近郊型たち。2018年ごろの時点でJRのWEBサイトにある「JR西日本の保有車両一覧」において「・113系、117系 約170両を新製車両に置換計画あり(投入予定時期 2022~2025年)」と表記されていました。
・その後プレスリリース「岡山・備後エリアへの新型車両導入について 」において同エリアに227系が101両投入されることになりました。これによりさらに本数を減らすことになります。
・少数派の117系は先に引退しましたが、2023年4月にまだ400両ほどあった残存数にはまだほど遠く、国鉄型全車の廃車はもう少し先になりそうです。
◆JR九州キハ71系「ゆふいんの森」(初代)
・もしかしたら2024年春に引退かも?
・2023年5月、JR九州は博多〜久留米〜湯布院〜別府に新たなD&S列車を投入することを発表。ゆふいんの森と運行区間が被るため、種車が1963年〜70年製造とかなり古いキハ71系が代わりに引退なのでは、と囁かれています。「ゆふいんの森」は湯布院まで2時間のところ、新D&S列車は5時間かけるらしいので、併存させるのか、速達用途は高速道路に委ねるのか、わからないところですが…
◆JR四国キハ32、キハ40、キハ47、キハ54、キハ185
・2025年度から順次置き換え?
・JR四国は2024年2月、新型ハイブリッド式気動車の投入を発表。旧式を置き換えるとしています。
・2025年度から量産先行車を投入、2027年度から量産車を投入予定としており、置き換えの具体的スケジュールは不明です。
・とはいえ国鉄形が約50両のところ、70両ほどが投入予定と言われており、順次廃車されるのは間違いないでしょう。
・参考:徳島新聞
◆東武6050型
・東武鉄道は2022年3月ダイヤ改正で、ワンマン運転を拡大、原則として普通列車の野岩線への直通運転も取りやめになりました。(公式)東武線内(鬼怒川温泉以南)はワンマン対応の20400型に統一されています。
・22年8月に運用中の列車は全車廃車に。6155Fのみ除籍のうえで訓練用機械に転用し、残存されています。これがあるので一応ここにも載せています。
・あとは、若干持て余し気味の634型がどうなるかですね…
◆東武100型スペーシア
・2023年に新たな日光・鬼怒川へのフラッグシップ特急として新型N100系が登場しました(ニュースリリースpdf)。
・2022年7月15日に、N100系は23年7月15日にデビューと発表されました。9編成製造された100系に対して、23年度2編成・24年度2編成の投入ということで、一部に廃車は発生したもののまだ全編成を置き換えるには至らず。特にJR直通特急は100系スペーシアのみが担当可能で、今後はどうするつもりなのかも気になります。
◆東武200型りょうもう
・東武特急といえば「りょうもう」もありますが、こちらはDRCの改造名義で、なんと1950年代の製造となっています。まだ引退についての何らの発表もないですが、それほど遠くはないはず。
・まず500系リバティの投入で一部が廃車となりました。その後も500系の追加投入に合わせて、ダイヤ改正と無関係に「りょうもう」から「リバティりょうもう」への種別変更が行われています(11月9日(月)以降の伊勢崎線特急列車の車種変更について)。なので、今後も500型増備のたびに運用が減っていく可能性があります。(201F、202F、208F、251Fが廃車)
・ところが、2023春ダイヤ改正ではリバティが一部運用を6両化するため足らず、むしろ運用が増える珍しいことに。
・500系の製造はいったん2022年で止まっています。2023年から東武の車両製造がN100系、80000系、9000系の置き換え用新車と目白押しとなっており、当面は200系が走りつづける可能性があります。
◆京成3500形
・3200形投入で置き換えの可能性
・京成の各駅停車を支える3500形。本線各停は3000形も担当しますが、2両を外した4両で走るのは3500だけ。個人的にはギラリと輝く外見などが好きな車両ですが、老朽化は否めません。
・3100形投入による3050形の本線転用でも、3400形とともに3500形が廃車されるなど、待ったなしの状況。
・2022年の中期経営計画で発表された3200形は編成両数の変更が可能になるそうで、3500の担当してきた4両運用が想定されていることが示唆されている。
・とはいえ京成だし一気には入らないと思われるので、まずはワンマン非対応車からとなるだろうか。
・京成本線の撮影地一覧(その1:上野〜都県境)
・京成本線の撮影地一覧(その2:都県境〜津田沼)
・京成本線の撮影地一覧(その3:津田沼〜空港)
↓終夜運転では押上にも顔を出す
◆京成3600形6両編成3688編成
・ファイヤーレッド塗装されている3600形。運用は他より明らかに少ない気がしますが、なんだかんだ生き残っています。
・2021年には更新された3500形のほうが先に廃車になったり(11月に3520Fが運用離脱)して、いつ引退なのかよくわからないですね。
◆京成3600形4両編成3668編成
・いわゆるターボ君です。
・オールM車という唯一の構成はJ-TREC横浜事業所からの新車牽引に必要で、その代替車両が京成には無いという事情から、当面は安泰という意見が多いですが…
◆相鉄旧カラー編成
・相鉄は車両に「YOKOHAMA NAVY BLUE」カラーの採用を進めており、既存車両もリニューアルに合わせて塗色変更が行われています。
・しかしコロナによる減収の中で新横浜線を優先したためか、変更ペースが停滞。しかも8000系は機器リニューアルに止めてカラー・内装はそのままで出場する編成も登場しました。
・しかし新横浜線も開通し、ここからまたペースを上げる可能性も。
・なお9000系は全車変更済(1本だけ廃車)、8000系・10000系・11000系に旧カラーが残ります。
◆名鉄6000系
・昔ながらの名鉄、6000系も引退が迫っています。現在増備が進む9500系・9100系は6000系等の置換えを掲げています。
・特に4両編成は風前の灯で、2024年春に残り4編成のところ、2024年度に9500系3編成を投入予定。2025年夏ごろには引退していておかしくありません。
・2両編成はまだ20編成近くありますが、4両が終われば次は、でしょうから、いずれにせよあと数年ではないでしょうか。
◆阪急3300系
・阪急でもひときわ古さの残る3300系。これより古い神宝線の列車がとっくに本線から撤退しているのに、50年選手がまだ現役。しかし廃車や7連への短縮は進みつつあります。 そしてそこに登場した新型2300系。阪急は3300系などの置き換えに触れたともされており、数年内に廃車は確実でしょう。
◆阪急6300系
・同じく先が危ぶまれるのが阪急6300系。「京とれいん」の廃車後は4両編成が嵐山線で使用されているのみです。
・阪急は「鉄道コム」スタッフの質問に「未定」と答えたとのことですが、2300系投入発表の際に「3300系など」と答えており、果たしてこれに含まれるのか…。
・嵐山線はセンサー付きホーム柵設置が予定されていますが、2ドア用の6300系用に設置してから、3ドア投入に合わせ設置しなおしをする、などということをするのか…?と考えると。
◆南海30000系または2200系「天空」
「こうや」用の30000系上述のニュースリリースにて、2025年を目処に高野線に新型観光特急車両を投入することが発表されました。具体的なことは何も書いておらず、「観光特急」ともあるので「天空」置き換えの可能性もあります(2200系は置き換えが発表されてますし)。ただ30000系は1編成が脱線で長期離脱を強いられていること、もう1編成も登場から40年を経過していることを考えると30000系置き換えの可能性もあるでしょう。
◆豊橋鉄道モ3200形
・元名鉄580形のモ3200形は最大で3編成導入されましたが、うち2編成は福井鉄道のモ800形によって置き換えられ、残り1編成に。
・「おでんしゃ」などのイベントでよく使われますが、2022年時点ではコロナ禍のためイベント運用ができず、通常運用が増加されています。豊鉄のサイトでもそのように書かれており、希少性がうかがえます。
◆アルピコ交通3000系(元京王3000系)
・元京王3000系のアルピコ交通3000系。2021年より東武20000系を改造した20100系が導入され、2022年3月より運行されます(公式)。3000系引退の公式発表はまだと思われますが、アルピコはわずか4編成の小所帯なので、2022年か2023年には引退する可能性があります。
◆三岐鉄道三岐線の元西武車
・元JR東海221系で置き換え
・三岐鉄道三岐線はもともと西武の中古車ばかりという環境でした。ところが2024年春になり、なぜかJR東海の221系が続々と富田駅へ回送されるようになり、これは…と噂されていました。
・そして案の定、2024年7月1日に三岐鉄道が221系10編成の譲受と、既存車両の置き換えを発表しました(pdf)。
・なお既存の車両は21両なのに対して譲受が10編成なのは、まず営業用が24両となっており、2編成は部品取りのようです。そしてもともと3両5編成と2両3編成だったため、編成数は同じまますべて3両編成に統一するようです。ということで、既存車両は全廃になるようです。
◆ユーカリが丘線1000形
・不動産会社の一部門だとか、ラケットループ線とか、日本で唯一の形式のAGTとか、冷房が載せられないからウチワを貸し出すとか、とにかく独特なことでお馴染みのユーカリが丘線。唯一の形式1000形3編成で無事故運行も、開業40年を迎えて老朽化は否定できないところ。23年6月に発表した安全報告書ではついに新車検討に言及しました。ただし、まだ現時点では検討までです。
◆岳南電車7000形
・ここでも使われている元京王3000系。しかし他地方でも引退が進んでいるのと同様に、老朽化と部品確保に問題があるようで、ここでも置き換えが検討されています。富士市が2023年4月1日に公表した「岳南電車 第四次(R5~R9)行動計画 」(製作は岳南電車)では「1両編成車両を2両編成車両に更新して輸送力の強化を図る。」とされています。元3000系は単行の7000形と2両の8000形がありますが、前者ということに。ただ置き換え時期は不明です。
引退済みのようだがこの先どうなるのか?な車両
◆JR貨物EF66型0番台27号機
・みんな大好き国宝ニーナさん。
・「2021年7月に廃車」という説をよく見ましたが、それを打ち破って運用継続、2021年11月には故障で運用途中に離脱、吹田へムド回送されてかなりの人が諦めたと思うのですが、12月24日に甲種輸送へ充当という誰も予想しない展開で復帰。
・2022年春には吹田でクーラーや連結器が取り外されたのち再取り付けされた姿が目撃(盗撮?)されていましたが、5月9日にJR貨物が発表した「吹田機関区に所属する機関車を特別公開します 」(pdf)では「定期運用を終えた」とあり、定期運用引退が確定。
・わざわざ「定期運用」と書いてあるので、今後も動きがあるのでしょうか?
→同年7月6日から代走運用で越谷運用もこなしました。
・検査が2022年内で切れているらしく、そこで引退しているのでしょうか。2023年2月には車庫内を移動して洗車している姿が話題に。→NHKの中川家特番のロケだったようです
その後も解体されそうでなかなか解体されず。果たしてどうなるのでしょうか?
置換えも一部残存見込みの車両
◆日暮里舎人ライナー300形
・良いのか悪いのか全国随一の混雑となってしまった日暮里舎人ライナー。混雑緩和のため、16編成ある300形のうち、最初期グループである12編成を330形へ更新することが発表されています。なので、4編成は当面残る予定。
◆大阪モノレール1000系
・大阪モノレール1000系は13編成製造され、このうち8編成が3000系によって置き換えられる予定(なお3000系は増備用として1編成が製造され合計9編成製造予定)。
・2029年(予定)の瓜生堂(仮)への延伸が控えているため、残りの1000系は当面は残存するのでは?
◆南阿蘇鉄道MT-2000系
・南阿蘇鉄道はMT-4000系2両の導入を発表。老朽化したMT-2000系を置き換えることになっていますが、同車は3両あるため1両は残る可能性。3両とも離脱する可能性もありますが。
◆銚子電鉄2000形?
・銚子電鉄100周年記念のイベントにて、突如1編成の中古車を2023年度内に新規導入し、置き換えることが発表されました。その後、南海から置き換えが予告されていた2000系を譲受し、元京王2000形の2000形2編成のうちの片方を置き換えました。
ちなみに銚子電鉄の社長が中古車譲受を予告した際、「(北の方を指さして)たぶんあっちの方」の「本州の会社」から購入、「年式は古いがよく整備されている」「予備パーツもたくさんある」だそうです。これで静鉄1000形や北陸鉄道8000系等々と予想されていたわけですが、指差した方向はいったいなんだったのか…
ところで銚子電鉄の2000形は伊予鉄から2010年に購入したもので、元々古いこともあり銚子電鉄では12年ほどの活躍。南海2000系はもう少し長く働けるといいですね…
2023年度中に引退の車両
◆JR東日本205系1100番台
・2024年3月15日までに引退
・鶴見線用の205系。新製車500番台ですら鬼籍入りした205系が、いかに都会のエアポケットであろうと先が長いはずがないわけで。
・2020年には東所沢駅・府中本町駅に、両駅と武蔵野線東所沢電車区が武蔵野線用205系引退を記念した企画「ありがとう205系引退記念、思い出の写真ポスター展」において置き換え計画を示唆する文言が記され、公式ではないものの、驚きをもって受け止められました。
・2022年には、ツアー企画において社員から置き換え計画への言及があり(ただし2023年度からということ以外に情報はなかった模様)、いよいよという感じがします。
・23年5月には「E131系1000番台」という新番台に部品を供給することが機器メーカーの情報として出たり、7月には新津にて作業中の新型車が目撃されていました。そして、23年7月24日になり、ついに鶴見線にE131系1000番台が23年冬から順次投入されることが発表(pdf)されています。
・205系は9編成でしたが、8編成で置き換えされるとのこと。小所帯なので、無くなるときはあっという間でしょうね…ちなみに相模線用205系は新車の発表から全車引退まで1年かかりませんでした。(廃車には1年以上かかってますが)
・と思っていたら、やはり2023年度中には置き換えだそうで。2024春ダイヤ改正で鶴見線はワンマン運転を開始するとのことで、少なくとも定期列車から引退は確実です。
◆JR東日本E2系200系復刻カラー(J66編成)
・2024年3月15日までに引退
・引退が近づいているE2系ですが、200系のグリーンを纏ったJ66編成が、24春改正で引退となります。
・E8系のデビューに伴い、その併結相手はE5系となるため、ダイヤ改正での引退、ということでしょうか。
◆JR北海道キハ40系(定期列車)
・ついに、ついに引退が発表されました。 JR北海道のH100型はキハ40系を置き換えるために導入されていますが、2024春改正でキハ40系は定期列車から撤退することが発表されました。
・キハ130系導入の際はキハ40系を追い出したものの、先に廃車となって再度キハ40系が投入されるなど、頑丈さで圧倒したキハ40系。こんどこそ引退となるのでしょうか。
・ただし、まだ定期列車としての引退。「紫水」「山明」に改造された列車は臨時・ツアー用として残るようです。それもどれだけかは分かりませんが。一般車は…?
◆JR東日本259系「NEX」旧カラー
・2024年ダイヤ改正までに全車完了見込み
・NEXに使用されるE259系ですが、2023年春になって、空港特急以外にも使えるデザインへ変更する、というけっこう驚きな発表をしました。さっそく5月頭には最初の編成が運用開始しています。大規模なリニューアルを伴わないため、あれよあれよという間に変わっています。
ダイヤ改正で房総特急にも範囲を拡大するのが目的なので、2024年3月ダイヤ改正までには全車塗り替わるでしょう。まだわずかに残っているようですが、大宮工場に入場するので、3月頭には消滅していそうです。
◆東京メトロ 02系
・2024年3月31日で引退
・丸の内線の02系ですが、2023年7月現在11編成が残っています。もともと2020年には2023年度中の置き換えが発表されていましたが、「乗り物ニュース」によれば現時点でも変わらずとのこと。2000系はあと9編成投入予定で、果たしてそんな一気に入るのかという気もしますが、そこはやはりメトロ、ハイペースで減っています。
◆いすみ鉄道キハ52-125(定期運行終了)
・2024年春改正で定期運行終了
・いすみ鉄道で動態保存運行されているキハ52。2023年のキハ28の引退後も残っていた旧型車ですが、2024春改正からは臨時列車限定となることが発表されました。合わせて「急行」も廃止となります。(いすみ鉄道ウェブサイト)
・なお、観光資源には変わりないためか、ウェブサイトで運行日を告知しており、今後も乗りに行きやすくはなっています。
◆大阪メトロ20系
・2024年3月19日に引退
・長らく大阪メトロ中央線の顔であった、緑の電車。10系無き今、その面影を残す唯一の車両です。2025年の関西万博に向けて30000A系と400系の投入により、一部の廃車が始まっています。その後大阪メトロが引退イベントを告知。引退ヘッドマークの掲出が3月20日までとなっており、そこで引退しそうですね。
イベントは2024年2月12日と3月20日に一回ずつ、緑木への回送をツアー運行するようで、つまりこの当日か数日前に1編成ずつ引退するのでしょうか。
◆大阪メトロ24系
・2024年2月末で谷町線・四つ橋線へ転属および一部廃車
・20系に比べればまだまだ新しい新20系列の24系ですが、関西万博に伴う新車投入では24系も置き換え対象となります。全車廃車が見込まれる20系とは異なり11編成中4編成が谷町線に、1編成が四つ橋線に転属予定です。しかし新20系列は路線ごとに21系〜25系と名称を使い分けていますが、転属させると系の名称や編成番号も変えており、「24系」の形式は消滅。
この24系の引退がいつまでかは明確な情報がありませんでしたが、大阪メトロのYouTubeで「いまの4種類の列車今年度中に400系と30000A系だけになる」とされており、20系と前後して置き換えられる見込みのようです。
◆近鉄大阪線の10両運転
・2024年春改正で廃止
・近鉄大阪線で行われてきた朝ラッシュの10両運転ですが、ダイヤ改正で最大8両となることが発表されました。近年は増解結を減らすことが多く(京奈・京橿特急の併結終了とか、土休日快急の8連化とか)、その一貫でしょう。
◆横浜市交3000A系
・2023年度中に引退予定
・横浜市営地下鉄3000系の1次車である3000A系。3000系は増備のたびに顔が変わり形式名も区別されましたが、この3000A系のみ丸みを帯びた印象的な顔立ち。
・この3000Aが4000系導入による置き換えで引退となります。4000系は2022年度中に5本、2023年度中に3本投入される予定(参考:横浜市)で、トップナンバーは2022年5月に営業運行を開始しています(4000系は3000N、3000S各1本が脱線事故で廃車となる分の補充も含むそうです)。ただ2023年度は1月時点でまだ1本しか運用開始しておらず、果たして3000Aはいつまで走るのでしょうか。
・2023春の時点ではまだ上永谷で緩急接続するシーンもあったんですよね。一気に廃車が進行しました。
◆JR東日本255系(定期列車撤退)
・2024年3月15日に定期列車引退…のはずが、6月29日まで一部わかしお・さざなみで定期運転
・長らく房総特急の顔であった255系もいよいよ見納めが近づいています。
同時期のJR東日本の特急車両が引退していき、後に出た車両も新型車両投入で転用されるものが多く出ています。そんななかで255系に関しては、特急の本数削減こそ相次いだものの、ずいぶん長いことそのまま存置されてきました。 しかし2024年3月改正でついに255系が定期列車から引退と発表されました。
255系の定期撤退の代わりに房総に投入されるのがNEX用のE259系。これは1年くらい前から成東に「E259」と書かれた停止目標の一時設置や(その後撤去)、E259系塗色変更の理由に用途の多様化が挙げられるといった動きがあり、「近いうちに255系がE259系で置き換えられる」ことは大方の予想どおりではありました。
ただ報道では「今後はなんらかの用途で活用」ともされており、波動用車両がカツカツであることからもしばらく臨時列車用途で使われる可能性があります。特に「新宿さざなみ」は可能性が高いでしょう。大宮に転属するという噂もありますが…?
・…ところが、2024年2月になり、一部の「さざなみ」「わかしお」に255系が引き続き充当されることが判明。全席指定になったのを知らずに多くの特急券未所持客が乗ってきたら、E257系5両じゃ困るので、全席指定が定着するまでの間は長い255系を使う、という解るような解らないような理由と期限。6月28日(列車により27日)までとされていましたが、これまたなぜか1日延長。その後はどうなるのか…?
◆JR東日本高崎支社EL・DL
・2024年秋に引退予定
・JR東日本高崎支社は6月6日、『高崎支社エリア内で運転する EL/DL のファイナル運転について』(pdf)をリリースし、EF64の501号機・1001号機・1053号機、DD51の842号機・895号機を2024年秋に引退させることを発表しました。9月・10月(あるいは11月も?)にファイナル運転が行われます。
・また、鉄道コムのニュースによると、SL運転の補助機関車の代わりはGV-E197系が務めるということです。
◆JR西日本381系
・2024年6月15日に定期運行終了(6月15日は1本のみ)、「ゆったりやくも」色のみ残存
・「やくも」に使用される特急車両。
・2022年にはJRのWEBサイトにある「JR西日本の保有車両一覧」で「・381系 約60両を新製車両に置換計画あり(投入予定時期 2023~2024年)」と表記され、認識されました。
・その後、2022年2月に、新型車両273系が2024年春から投入されることが発表されました(ニュースリリース)。
・さらにその後のニュースリリースで、273系は6月までの投入を発表。さらに別のニュースリリースで運行計画を発表。
〇「スーパーやくも色」~リバイバル企画第2弾~【運行終了】2024 年 4 月 5 日
〇「国鉄色」~リバイバル企画第1弾~【運行終了】2024 年6月末予定
〇「緑やくも色」~リバイバル企画第3弾~【運行終了】2024 年6月末予定
〇「ゆったりやくも色」(非リバイバル塗装車両)【運行終了】・時期未定※全 15 往復が 273 系に置換わった後も一部 381 系で運行する場合あり
「ゆったりやくも色」だけは波動用で残るようです。
◆阪急の救援車
・西宮、平井、正雀、桂に1両ずつ配置されている阪急の救援車。車籍があるというのは全国的に見てもレアな存在ですが、それも風前の灯になっています。
2023年10月になって桂の車両が正雀に送られるて話題となりましたが、数日後には正雀のものと併せて陸送に。前後して6300系京とれいんも陸送されており、何らかの思惑があったんでしょうか。
救援車は近時ほとんど運用なく、神戸線の踏切事故による脱線というタイミングですら寝たままでした。西宮・平井の車両も近々ではないでしょうか…
◆静岡鉄道1000形
・2024年6月30日にラストラン
・40年間静鉄の顔だった1000形。東急7200形を思わせる懐かしさもありますが、2016年より新型A3000形への置き換えがスタート。2021年末の時点で残り3編成となっています。A3000形は毎年2月または3月に1-2編成が新造されているため、2023年2月ごろに最後の編成が離脱するのかもしれません。
・…と書いていたのですが、2024年6月8日になって、「ありがとう1008号ラストランイベント」(公式サイト)が開催されることが判明しました。
・運行情報は「特別装飾ラッピングトレイン運行情報」(公式)に記載されています。
・なお、2021年に離脱した2編成はえちぜん鉄道・熊本電鉄に譲渡されたため、車両はもう少し残りそうです。
◆JR北海道 キハ183系「ノースレインボーエクスプレス」
・2023年春ダイヤ改正で一般型が定期引退したキハ183系。4月頭には一般型がラストランツアーを、その後4月30日にはノースレインボーエクスプレスも「ラストランツアー」を行いました(JR北海道)。
・その後、一般型が海外に輸出された(一部車両は輸出先変更の影響か積出港の函館港に留め置きになっているようですが)ものの、ノースレインボーエクスプレスのみ苗穂車庫に置かれていましたが、2024年夏になって解体へ。ちなみに解体中に火災事故を起こしています。
◆ディズニーリゾートライン10型(typeX)
・2024年9月1日に引退予定
・2001年の開業から20年が経過したディズニーリゾートライン。初期型であるtypeX(計5編成)の置き換えのため、2020年より100型(typeC)が順次投入されています。
・初期型はtypeXで次がtypeCというのはどういう命名法則なんでしょう?
・typeX・typeCの外観はかなり似ていますが、波上の側面帯が低い位置にあるのがX・少し高くドア窓と裾部の真ん中まで来るのがC。Xは帯カラーが1色、Cは同系統の濃淡2色となっています。
・当初は2024年度末とのアナウンスもありましたが、2022年の時点で2023年度末までというアナウンスに。さらに2023年秋に公開されたYouTube動画で2024年9月と発表され、最終的に9月1日の14:45頃までとなりました。最終運行後には貸切で2周するツアーも募集されていますが、いくらなんでも5万円は高すぎるような…?どれだけ売れたんでしょう…?
◆ひたちなか海浜鉄道キハ205
・2024年秋に引退予定?
・国鉄キハ20形では唯一の現役車両であるキハ205。さすがに古さは否めず定期運用に入らない車両ですが、2024年6月9日の「ひたちなか海浜鉄道開業記念祭2024」において、社長から2024年秋の引退が発表されたという情報が。
↓こちらもどうぞ
・2022年版・まもなく廃車・引退・定期運用終了になる車両のまとめ
このページ、今はほとんど↑同じですが、1年後には色々変わってるはず…
ご覧いただきありがとうございました
◆
・。
・
・