10/1に改名された阪神電車の「鳴尾・武庫川女子大前駅」(その1)

改名された駅を見に行くシリーズ、阪急の「石橋阪大前」駅に続いては阪神「鳴尾・武庫川女子大前」駅です。高架化されたばかりでキレイな駅舎は、名称に違わず女子大生で溢れかえっていました。


2019年10月1日に「鳴尾」駅から改称された「鳴尾・武庫川女子大前」駅。10月3日夕方と7日朝に立ち寄ってみました。暗い画像が3日16時すぎ、明るい画像が秋晴れの7日10時前後です。

こちらが3日に降り立ったときの様子です。105系の廃車回送を福島駅脇の踏切で涙雨で見送り、すぐそこだからと阪神福島駅から乗車してやってきました。

こちらが駅名標です。「鳴尾」と「武庫川女子大前」の間に中黒「・」があるのが特徴。古い駅名の多い阪神では「・」の使用は初でしょうか。「石橋阪大前」「龍谷大前深草」と比較すると会社の考えが見えるような気もします。

これまでは「尼崎センタープール前」駅が最長でしたが、ひらがな・漢字混じりともこれに並びました(漢字は「・」含む)。アルファベットでは抜いたので、こちらが鼻の差で最長とも言えるでしょうか。

で、夕方の駅の光景なんですが…

おお、新駅名に違わぬ光景。これ4両に入るんか、というくらい女子大生でホームが埋め尽くされています。「ムコジョ」といえば、女子大では日本一の学生数だそうで、大学・短大・大学院を合わせると9800人くらい在籍しているそうです。この人数も、納得という感じでしょうか。

上り列車はガラガラで到着するのでこんだけ並んでいても十分入るのですが、10%程度の乗車率が一気に100%超えになりました。ただ列車密度の高い阪神本線、明らかに通常の倍くらいかかる停車時間は結構ギリギリの感じもしますね。尼崎センタープール前の退避では、駅に着いて早々に直通特急が通過していきました。

一方でこちらは朝の様子です。

停車しているのは赤胴車。停車する唯一の優等列車である、平日朝ラッシュ時のみ運行される区間急行です。10年ちょっと前までは夕方や休日にも尼崎センタープール前・大物・淀川しか通過しない準急があったのですが…

改札階は複々線の駅のように広々としています。久寿川や打出と大して変わらない小さな駅でしたが、高架化で全く一新されました。

行ったのは9時頃で、大学の通学ラッシュには早いのか(私の行った大学は9時頃からの1限は教授にも不人気で少なめ、3年に1度は1限に授業をしなければならないというルールがあったくらいでした)、下車する女子大生はそこまで多くはありませんでした。

代わりに?少数の武庫川女子大学附属高校の生徒と思われる一団も。あれ、授業は…?

それはともかく、駅名標も一新されています。いずれ比較画像を載せたい…

駅前は駐輪場と狭くて薄暗い公園があったのですが、駐輪場が高架下に移転したことで、広場に再整備されました。

ステージもあり、なにかイベントが想定されているようです。

駅北側はもともと狭い路地しかなかったのですが、こちらも再整備されました。手前から土盛りのあたりにかつての駅舎があったはず…面影もありません。

駅舎内から見るとこんな感じにロータリーが整備されました。

面しているのが低層住宅ばかりというのが数少ない面影でしょうか。

一方でこちらは切符売り場。

当然ですが、駅名標も更新されています。

それ以上に気になったのが、下のこちら。

チャージ機ってもっと簡素なものはよく見ますが、券売機と同じサイズでチャージ専用ってあまり見た記憶が無い…

その脇にあった街区図です。こちらはシールでの修正でした。

ところで10月3日には、何か開業しそうだった改札向かい側の高架下…

10月7日には、スーツ姿の人が大量にたむろし、沢山の花が…あれ、これってもしかして今まさに開業しようとしてる?

ということで、この後は開業した高架下の様子です。

鳴尾・武庫川女子大駅前高架下に「武庫女ステーションキャンパス」(MSC)がオープンにつづきます。


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