近鉄大阪線の旧・東青山駅跡より少し山に入ったところにある廃変電所跡。川の脇を遡り、変電所跡に到着したのち、見物をはじめました。その後半です。
【東青山シリーズ】
こちらが広場としたホール。広さはバレーボールのコートくらいあり、二階層の高さがある吹き抜けになっています。
中は完全にもぬけの空で、声がよく響きます。
西側、つまり先ほど外を見た時に鉄塔が見えた方向には電線を通すのか、丸い穴がいくつも開けられています。
外からは堅牢に見えたコンクリの建物ですが、内側は一部剥離して鉄筋が剥き出しになっている部分があります。外側と違って雨水対策がされていない、とかなのでしょうか。
吹き抜け部分の東側は少し高めの1層になっています。
コンクリで謎の構造がしつらえられています。
こちらは南側の奥側です。中2階へつながる階段とその奥に小部屋が見えます。
中央はこちらが本来の入り口なのでしょうか。重厚な感じの出入口があります。
出入口はシャッターで閉ざされていました。ヤマトの配達トラックならそのまま入れそうなサイズです。ホールからは数段の階段で下っており、両脇に小部屋があります。この小部屋、暗かったので気付かず、写真で見て初めて気づきました…
右側の中2階への階段からホールをみます。
そもそも現役の変電所がどういう構造でどのような機器があるかを知らないのですが、このサイズが標準なんですかね?
西側の中2階小部屋。
扉が立て掛けてありました。
扉は台風時など定期的に滑れていると思うのですが、意外とまだ耐えそう。
天井付近の壁。西側の小部屋の東壁、つまり内側の壁。
またも入ってすぐにあったような電線を通す穴がありました。
窓の外の風景。
写っているのが入ってきたあたりです。橋は画面の下にぎりぎり隠れるくらいのところにあります。
こちらは東側の小部屋。
ここにも機器置くためなのかコンクリ枠がしつらえてありました。
窓の外には碍子がぶら下がっています。
こちらが高めの一層部分、いわば小ホール。
こらがいわば小ホール。
奥のコンクリ塊は机のようになっていました。
パイプの跡も見えますが…どういう構造なんでしょう?
端に何か置いてありました。
これは…
「はちとり」?
調べてみたら1分間煙幕を炊く道具で、名前の通り蜂の巣を取るときなどに、巣を燻してるアレらしいです。
2つの棟の接続部分。前項で「┐」の形と書きましたが、厳密には2つの棟が少しズレて接しています。
山深さ、なんとなく感じられる気がします。
最後に、ちょっとしたアートのように感じなくもない、廃の風景を。
この後は、廃変電所跡を後にして、また旧駅跡に戻ります。続きます。
【東青山シリーズ】
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