阪急で徐々に減少している10両編成での運転。唯一残っているのが神戸本線の通勤特急ですが、いよいよこれにも予告赤信号とみられる動きが。果たしていつまで運転されるのでしょうか?そして2両編成たちはどうなる?
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阪急から10両運転が消滅するのはほぼ確実
阪急の10両編成。かつては京都本線・宝塚本線・京都本線のいずれでも朝ラッシュ時に運転されていました。
ただコロナ禍前から徐々に縮小傾向で、2016年には神戸本線の通勤急行が8連に短縮。2022年には京都本線・宝塚本線から全廃となっていました。
将来的な廃止はもはや鉄オタの共通認識でしょう。
そして、いよいよ次のダイヤ改正で神戸本線からも廃され、阪急から10連が消滅するだろう、という推測です。
その根拠は西宮北口駅。3年ぶりに西宮北口に戻ると、小さな変化が。
2月からホームドア設置が開始されています。この工事、よく見ると8両部分しか仮設の床板が張られていません。
これが唯一の根拠ですが、まあ間違いないでしょう…
増結部分は通常は締め切るからホームドアはつけない、というのも考えにくいですしね。それをするなら、神戸三宮でやってるはずです。
10両編成はいつまで見られるのか?
無くなるとして「いつまで見られるのか」ですが、候補は3つだと思います。
・2024年 7月
・2024年12月
・2025年 3月
です。
まず、ホームドア工事が終わるのが2023年5月末。ここがリミットです。ドア付けてから改正ではないでしょうから、その前。
↑工期は駅掲示に↓
そうなると2025年春の可能性がありますが、阪急は3月に縛られずダイヤ改正をすることも多いので、3月末とは限りません。
まず2024年7月ですが、京都本線に2300系とプライベースが入ります。ここでダイヤ改正がある可能性がありますが、厄介なのは阪急は路線単独の改正があること。最近では2018年7月7日(土)に宝塚本線だけが改正をしました。つまり7月の改正もありうるし、するとして京都本線単独の可能性がある。厄介。
↑2018年7月7日改正では梅田発箕面行きが消滅
次に12月ですが、これは直近の全線ダイヤ改正が2022年12月17日(土)でした。
そして、神宝線では2000系が2024年冬以降に営業開始予定となっています。まあ阪急が一気に多数の編成を入れるとは思えないので(まして2300系が優先の今年度)、2000系きっかけにはならないかもしれないですが…
で、やっぱり候補となるのが3月。とくに可能性が高いのは2025年3月15日(土)でしょうか?
2020年にはJRダイヤ改正に合わせて神戸本線のみダイヤ改正をしています。直通運転先の都合がありますしね。神戸本線の直近5回のダイヤ改正のうち4回は3月です。
まあ過去には10月とか1月とか2月の改正もあるんですが(2006年10月28日…神宝のみ、2019年1月19日…京のみ、1998年2月15日…神のみ)。自由だな…
とりあえず、最有力は3月ですが、今年7月にもなくなる可能性も考えておいたほうが良いかと!
2両編成の行方は?
さてそうなると、気になるのは不要になる2両編成の行方。
神戸線には2+8の実質10両固定運用も含めて9編成の2両編成があるそうです。
ここで廃車になるのはやはり宝塚本線の5100系でしょうか。いちばんボロいですし。
2両編成はほとんど7000系か8000系ですが、何らかの形で残るのではないでしょうか。転属での置き換えは伊丹線や箕面線などでやったので、可能性は高いでしょう。ブツ8とか、5000系のような簡易中間車化改造とかだと鉄オタ歓喜。無いか。
希少な8200系と1本だけある6000系6016Fは怪しいですが…残ってほしいところですね…
とにかくもう無くなるのは確実。
10両編成は朝の通勤特急のみの運転です。
平日朝にお暇な時があったら、阪急神戸線を撮ってみてはどうでしょうか?
→ 阪急神戸線の撮影地一覧(その1)
ご覧いただきありがとうございました。