上福岡駅東口バス停。ターンテーブルも備えながら、色々ヘン…駅前なのに閑散としているどころか、夕方にチェーンをかけて閉鎖してしまうのです。そんなヘンなバス停の様子です。
こちら、日曜17時すぎ、上福岡駅の撮影をしに行った際、ホームからみた光景。
バスが停車しているのが見えました。この直前にはもう1台いて、発車していったところです。
残ったバスは「回送」表示で、先に出たバスが17:02発のバス、ここで車両・運転手の交換ということでしょうか。
↓17:10すぎになると、ロータリーにいたバスが出入口まで前進、運転手が降りてきました。
なんかやっている…?と思ったら、なんとチェーンを持って、入り口を鎖錠しているようです。
↓それがおわるとさっさと「回送」表示のバスが発車していきました…
ええー、だってまだ17時だよ。早くね…?
しかも、設備的にはちゃんとしたターミナル感もあるんですよ。
↓駅舎方には、ターンテーブルが備わっているのが見えます。
↓バス停はちゃんとしたポールが備わっています。上屋なんて、バス2台分の長さがあります。
とすれば、それなりに発着本数・利用者数を想定した作りだと思うのですが…妙に寂しい。
いや、人が全くいない。
いったいどういうこと…?
ということで興味が湧いて調べました。
察しの良い方は既に理解していると思いますが、バス停に書かれている「ふじ02」系統の時刻表を確認すると…
↓ああ、やっぱり。
上福岡駅東口発は、平日1本、休日2本のみ。つまりいわゆる免許維持路線ですね。
↓紫の路線が「ふじ02」。
「ふじ02」は、「大井中央」という住宅地を経てふじみ野駅に行きますが、ふじみ野駅からは「ふじ01」系統が20分間隔で発車し、大井中央を循環してふじみ野駅に戻っていきます。
そういえば、ふじみ野駅は平成5年開業の新しい駅。
もしかすると、大井中央をぐるぐる回るバスは、ふじみ野駅開業前はこの上福岡東口発着だったのでは?
そう考えれば、立派な設備も理解できるような。
ちなみにふじみ野駅からは黄色い「ふじ03」も大井中央を循環していますが、こちらは1日上下1本ずつでさらに少なく、やはり免許維持路線のようです。
ふじみ野駅から一番遠いエリアでも2㎞ちょっとなので、住民は主に自転車を使っていそうですね。
もっとも、「ふじ02」は免許維持のためだけの路線でもないようで、上福岡駅行の時刻表を見ると、平日朝3本、夕方毎日1本となっています。
↓
ここの担当は川越営業所らしいので、入出庫も兼ねていそうですね。特に10時台の「ふじ02」はふじみの駅10:31発・上福岡駅10:33発と別のバスが担当しており、車両・運転手の交換になっているのでは。
ただ、上福岡駅行の夕方のバスは15:30すぎに上福岡駅東口着。
僕が見たのは17時すぎ。これ、同じバスだとしたら、待ちすぎですが…僕が見た回送バスは、果たして何時にどこからやってきたものなんでしょう…?
ところで、もうひとつヘンなところ…
↓バス停見ると、上は「上福岡駅東口」、下は「上福岡駅駅東口」…
これいったい…?