2025春ダイヤ改正で廃止の種別・愛称・運用まとめ

2025年になりました。3月のダイヤ改正まで2ヶ月半。今回の改正で無くなる車両や列車についてまとめてみました。

2025年版・まもなく廃車・引退・定期運用終了になる車両のまとめの増結車というイメージです。さらに見つけたら追加していきます。

2025年版・まもなく廃車・引退・定期運用終了になる車両のまとめ

↓過去分
2024春ダイヤ改正で廃止の種別・愛称・運用まとめ
2023春ダイヤ改正で廃止の種別・愛称・運用まとめ
2023年版・まもなく廃車・引退・定期運用終了になる車両のまとめ



安中貨物

荷主の事業再編により廃止か

・小名浜駅から安中駅まで東邦亜鉛の亜鉛焼鉱を運ぶ貨物列車、通称「安中貨物」。2024年12月、2025年3月末で東邦亜鉛が安中製錬所の設備を停止する(別事業へ転換するらしい)ことが判明しました。これにより廃止は確実とみられています。
・元々は亜鉛精鉱を運ぶトキ25000も連結していましたが、2021年にやはり同社が安中での焙焼設備を停止することから連結しなくなっていました。
・この時は11月8日に停止するところ、最後のトキ25000連結は10月15日だったようです。廃止するとして、ダイヤ改正まで運行するのか、あるいはそれより早いのか…?
・ちなみに噂ではトキ25000は1両だけ保存されていると聞きましたが、焼鉱用のタキ1200はどうなるのでしょうか…

JR東日本特急「はちおうじ」「おうめ」

・中央線で運行されてきた「おうめ」「はちおうじ」が運行終了となります。中央線快速のグリーン車サービス開始の入れ替わりとして廃止になります。
・利用率が低いのかと思いきや、廃止ニュース以後に上がった乗車レポを見ても7割方は乗っているようです。
・特に「かいじ」など他の特急がある八王子とは異なり青梅線からは特急そのものが無くなるわけですが、一方で通過駅はグリーン車が停車するので、一長一短というところでしょうか。
・それよりは、「座席指定したい人」がグリーン車ではなく他の特急に流れると、大月から先へ行く人が新宿で座れない、ということが多発しそうですね。解った上で「八王子以西で座ってね」という趣旨の「座席未指定券」なのかもしれませんが…

JR東日本特急「あずさ」の南小谷乗り入れ

・子どものころ、「『みなみこだに』ってどこだろう」と思ってた記憶のある、南小谷発着の「あずさ」。ずいぶん耐えてきた感はありますが、白馬発着へ短縮となります。
・新宿に表示される行先・また全国の特急の行先としては「何がある場所なんだろう?」と興味をそそられる度で上位だったと思う行先でした。大糸線直通が残っただけでもマシなんでしょうか。白馬発着も「はくば」に置き換わったりして…

JR四国特急「むろと」

・「日本一乗りにくい特急」とも言われる「むろと」。上りは牟岐(さらに阿波海南から牟岐までは普通)を7時前に出発する1本のみ、下りは21時前に牟岐に到着する1本のみ。ホームライナー的特急といえば「はちおうじ」などと変わらないものの、やはり牟岐という場所の遠さ、「乗る前/乗った後どうする」という点がそう言わしめるのでしょう。
・ホームライナーの性格とはいっても、散見される乗車レポでは乗客数10-20人がせいぜいで、キハ185系使用ということも相まって「そろそろ」と言われていましたが、案の定の廃止の発表になってしまいました。


217系

・実質的に総武線快速と横須賀線系統であったE217系。E233系への過渡期というべき車両でした。コロナ前は大量に居たのに、やはり徐々に減り、ついに定期列車からの離脱が決定。このまま廃形式になるのでしょうか


E233系8500番台?

・他線区に転出?

南武線に1編成だけいる異端児、E233系8500番台。元々E233系8000番台の投入時に1本だけ209系が残りましたが、その置き換え用として青梅線から転入した編成です。南武線のワンマン運転開始に伴う対応改造をされておらず、転出されるのではと言われています。


JR北海道特急「大雪」

・ 特別快速「大雪」に変更

・ 特急「オホーツク」の半分が系統分離され再登場した「大雪」ですが、快速化されることになりました。
・現状は航空機やバスに太刀打ちできないようで、せめて普通運賃だけにすることで価格競争力を…ということでしょうか。所用時間は特急時代とほぼ同じようなので、ある程度は効果がありそうですが。


JR北海道特別快速「きたみ」

・ 快速「きたみ」に変更

・そして「大雪」が特別快速となる代わりに、長年「特別快速」だった「きたみ」は「快速」となります。ただこれまでから北見〜網走が延長され、ここが各駅停車となるための「快速」のようで、特別快速線時代と旭川〜北見の所用時間はほぼ同じとなります。


JR東海211系(静岡地区)

・ 静岡地区から撤退

・ 国鉄分割民営化時期のエースだった211系も徐々に減っているわけですが、静岡エリアからも引退となります。うそやん。上の写真は2024年6月で、狙わずとも結構走ってたのに…


201系

・ダイヤ改正で形式消滅か

・JR東日本で運用終了して14年、近年は大和路線・おおさか東線で走ってきた201系ですが、今回のダイヤ改正で運用終了見込みです。これにより、消滅する見込み…とはいえ、ずいぶんながい


JR四国・「うずしお」岡山乗り入れ

・「山岳じゃないのに2回スイッチバックする」でお馴染み、岡山発着の「うずしお」が廃止になります。


JR四国「しまんと」「南風」併結

高松〜高知・中村を結ぶ特急「しまんと」のうち、一部列車は宇多津・多度津で併結しています。これが今改正で、併結する全列車が廃止となり、もともと併結していなかった列車のみ残ります。廃止列車は普通・快速を増発して南風に接続するとのことですが…

運用の簡素化か、併結対応の人件費削減か。いずれにせよそれが特急料金の収入を上回るってことですよね…世知辛い。


JR九州 特急「あそ」

・今回の消滅組では発展的解消といえるのが「あそ」です。・これまでは「九州横断特急」と「あそぼーい!」で熊本〜別府2往復(「あそぼーい!」運休日に同ダイヤの「九州横断特急」が運転され2往復になる)、「あそ」「かわせみ・やませみ」が熊本〜宮地各1往復でした。 これがダイヤ改正で実質的に「あそ」が延長される形で「九州横断特急」が熊本〜大分の3往復となり、「あそぼーい!」は熊本〜宮地の2往復に。もともと「あそぼーい!」が別府発着になる代わりに熊本〜宮地間の列車を「あそ」にした経緯なので、「九州横断特急」を増やして「あそぼーい!」を宮地止まりにする以上、無くなるのは必然でしょう。「あそぼーい!」はコロナ禍ですら乗車率78%と驚異の数字だったので、区間短縮して2往復にするのも当然でしょうね。


阪急の10連運用

・かつては3本線とも朝ラッシュ時の10両編成運転を行なっていた阪急。しかし既に京都本線と宝塚本線は廃止しており、唯一残っていたのが神戸本線でした。
・2月22日の改正で、神戸本線でも廃止となります。


阪急神戸線の「通勤急行」

・この2月22日の改正で同じく廃止になるのが、阪急神戸線で朝夕に運転されている「通勤急行」です。
・今改正で、通勤急行の停車駅から塚口を抜いた「快速」に置き換えられることになりました。また、朝は特急・通勤特急が半々で運行されているのが通勤特急のみとなります。
・朝ラッシュ時は、通勤急行は通勤特急の後に走っていたのに対し、快速は通勤特急の前に走らせることで、西宮北口以西の乗客もそのまま快速で梅田に向かってね、という趣旨のようですね。
・夕ラッシュ時は特急が準特急となって塚口停車を補いますが、ここに一抹の不安が。これまでは大阪梅田を特急→普通→通勤急行の順で発車し、西宮北口まで各列車が先発先着だったのですが、普通が園田で準特急に抜かれるようになり、西宮北口は準特急と快速、塚口については準特急だけが先着になります。混雑、大丈夫でしょうか?
・これまでは普通に追いついた通勤急行に追いついて塚口くらいからノロノロ運転だったのが、千鳥停車+普通を園田で追い抜くことによってそれが解消されるようで、武庫之荘だけは梅田から13分だったのが11分と2割近くの時短になるうえ、下り方向へも時刻が均等化となる謎の優遇なのですが…。


ギリギリ残るけど…

神戸電鉄「急行」

神戸電鉄

・神戸電鉄の「急行」は粟生線からは消滅したものの、有馬・三田線においてはまだ運行されています。その本数は、平日は朝ラッシュ時に上り4本・下り2本、夕夜は上り2本・下り3本。土休日は朝に上り5本・下りは無し。夕夜は上下1本ずつで、多くはないもののどの曜日も運行されていました。・今回のダイヤ改正では、平日朝ラッシュ時の上り3本・下り2本、夕夜の上り2本・下り1本、土休日朝上り2本、夕夜1本ずつが準急や普通になるとのこと・ということは平日朝ラッシュ時上り1本、夕ラッシュ下り1本、土休日朝上り3本に減少することに。特快速ともども、いつまで残るのか…

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