100万都市では珍しい、ダム建設による付け替え区間がある神戸電鉄。近いせいか逆に行かない廃線区間を訪ねてみました。
菊水山駅跡 ①
まずは国土地理院の航空写真で該当区間を比較してみます。
上がダム完成後の2000年代。白亜のダムが聳えているのがわかります。
下は1960年代。ダムのある部分は意外にもストレート区間を2つ繋いだ形だったんですね。
スライドで比較してみます。白黒が1960年代、暗めのカラーが1980年代、明るいカラーが2000年代です。
切り替えの度に違うエフェクトですが、このページのために入れたプラグインを使いこなせていない模様…
[metaslider id=22130]
説明を入れるとこんな感じ。菊水山トンネルはかなり奥に入り込んでいるのですが、地形図からするとこんな感じです。ダムの岩盤から十分に離れる必要があるのでこんなもんだとは思います。それにしても車庫の隣のトタン屋根が密集しているところ、かなり前からあるんですね。
こちらはダムにある案内板です。
概ね赤線で引いたラインが旧線跡。跡がそのまま遊歩道になっている部分が多いようです。
地図上からの比較はここまでにして、現地の様子です。
メモリアルトレインとヘッドマークを求め神鉄の朝ラッシュを撮影した日、運用変更でメモリアルトレインは空振りも無事鈴蘭台車庫にて撮影に成功。まだ9時台ということもあり、そのまま真っ直ぐ帰るのも惜しく、また撮影地を求めてついついダム方向へ。
車庫の南側道路には、さらにダム管理道路が並行しており、こちらをダム方向へ100mも行くと…
このようにゲートがあります。
このゲートはがっちりしてますが、車を塞ぐためのもの。歩行者・自転車は通れるように左側が開けてあります。
ゲートに掲示された案内板。ダムカードを貰うには徒歩かチャリのみ。車で行ける近くの天王ダムでも貰えますが、行った証明が必要な模様。ダムカードも気になるけど、絶対に集めだしたら沼地なんだよな…
それはそうとゲートを抜けるとすぐに神戸電鉄の東側を並走するようになり…
500mくらいで神戸電鉄の上を乗り越えて…
このダムエントランスと呼ばれる広場に着きます。
この線路乗り越えのところが菊水山トンネルの北口で、その直前を望めます。
で、このあたりがまさに付け替え区間の北端。
またスライドで重ねると…
[metaslider id=22129]
こちらはエントランスエリアからの眺め。
拡大するとこんな感じですが…
旧線敷はこんな感じでしょうか…?
菊水山駅跡 ①
[ad#ad1]