緊急事態宣言後の大阪上本町駅の様子

新型コロナウイルスで様相が一変した日本列島。様々な光景が日常化しつつありますが、これもそのひとつなのでしょうか。あるいはある程度元に戻るのか。2020年4月の大阪上本町駅の様子です。


2020年4月12日の大阪上本町駅・地上改札口です。

日曜の朝なので、かつても混んでいたわけではありませんが、それでも人気がない、と言って良い程度にガランとしています。

上本町は中学受験の塾が多いので、日曜朝は通塾する小学生がたくさん見られたものなのですが、彼らももはやいません。

10台程度の改札機が並んでいましたが、初めての光景が目に止まりました。

改札機に貼られた「使用中止」の文字。

利用者が少ないので、メンテコストを抑える趣旨でしょうか。地上改札では2台、地下改札では1台が使用停止になっていました。

その脇の有人改札は、むきだしのカウンターと奥に案内所のカウンターがありますが、ここに人がいること事態が稀になっています。

利用者の減少とリスク低減のためでしょうね。

案内所の方には、すでにスーパーやドラッグストア等でもおなじみになったビニールカーテンが設置されていました。

ホームもガランとしています。

かつても座りたい人だけが奈良線ホームから上がってくるので、地下ホームに比べればラッシュ時でもそれほど人が多くないホームでしたが、いつも人がいなくなりました。

地上ホームにある特急券・定期券売り場。

名阪特急が発着しない地上ホームは、特急利用者も地下に比べれば少ないということなのか、こちらの定期券窓口は閉鎖されて地下に一本化されていました。

特急券販売も人員が削減されているようで、休憩時間には閉室する張り紙が。

地上改札と地下改札を繋ぐ改札外ルートは、初見には分かりにくいので、その案内もふたつ。近鉄の人もわかってたんだな…分かりにくいってこと…

そして、こんな張り紙も。

「ひのとり」もデビューこそそこそこニュースになりましたが、かき消された感がありますね…全線開業前日に東日本大震災が起きた九州新幹線ほどではないですが…

そうそう、改札外といえば、大きな変化がもうひとつ。

近鉄百貨店も4月8日から、地下食品売り場を除いて長期休業に入っています。告知張り紙がずっと出されたままになっています…

そういえばこの告知張り紙、宣言翌日にはもう張り出されていたんですよね。

ということはすぐに百貨店内でシートを印刷できるのか、グループ内で印刷できるということなわけで。さすが、でっかい会社は違うなあ、などと思った次第です。


今回はコロナ以前を「普段」というような表現をしないようにしました。

5月4日には緊急事態宣言の延長が発表されましたね。ワクチンも薬もない状況ですから、6日に宣言が終わると思っていた人は相当甘いと思うのですが、とはいえ早く元に戻って欲しいというのも当然。

とはいえ、もう完全に戻ることはないのかも…

それでも、これを忘れないために、記録をしていきたいのです。

ご覧いただきありがとうございました。


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