大阪駅の環状線ホームで、2019年3月上旬から新しい整列乗車の方式が一部分で実施されています。今後は環状線ホームの全体に広げられるのでしょうか。
これがその案内です。
黄色い降車エリアの両側に、方面別の整列エリアがペイントされています。
↓青は関空・紀州路快速用、緑は大和路快速用で、直通先のラインカラーですね。
↓は環状線周回列車・桜島線直通用です。
↓2番線・外回り側もこのように設置されています。外側は降車エリアの両側に2列ずつという形です。
ところでこの整列乗車は福島方の2両分のみ新たに実施されています。天満方6両分は以前と同じ、4ドア用○印と3ドア用△印。
この以前からの整列乗車にも、直通先のラインカラーが施されています。つまり、△印のほうは323系導入前で、○印のほうは大和路線103系があった時のものですね。
そういえば大和路線の103系が直通してきていたころからそんなに経っていないんですよね…わずか1年半前の話です。
ちなみに新しい整列乗車案内が実施されていても、停車位置目標は特に変更された様子はありません。あくまで同じ停車位置での並び分けということになりそうです。
大阪環状線で4ドア車が徐々に減少していることは周知の事実ですが、3ドアに統一されつつあることで、特にラッシュ時にホームの列が以前より長くなっており、ホームでの移動が以前よりもし辛い=ホームの混雑が気になるようになっています。また、同じ列に並んでいる人でも待っている列車は違うので、列の中から乗る人が周囲を伺いつつバラバラと列を抜けてドアに向かうような光景もよく見られます。
ということで、福島方2両分は3ドア車への統一を見越した、新しい案内の試行なのではないでしょうか。混雑の対策がなされているとすれば喜ばしい限りです。
そういえば、去年駅でもらった「お客様アンケート」にまさにこの混雑と同じ対策案を書いたんですよね。これが採用された、というよりはきっと同じ意見が多かったのでしょう(同様に混雑の原因であることを書いた環状線ホームから桜橋口に続く通路にあるコインロッカーも撤去されたので、何らかの形で参考にしてくれてはいると思うのですが)。
ただこの横に広く並べる形だと一般的な扉式ホームドアでは対応しにくいような気も。そうすると、大阪駅だけ5・8番乗り場と同じロープ式ホーム柵になったり?いろいろと気になります。
ちなみに関空・紀州路快速用の列は飛行機の、大和路快速の列には鹿のアイコンがペイントされています。関空・紀州路快速のうち福島方2両は関空行き編成になるのですが、後ろ4両分も飛行機のアイコンが使われるのでしょうか?という点でも気になります。
ご覧いただきありがとうございました。
【関連項目】
181221 大阪駅・8番乗り場にもまもなくホームドア設置!
190316 ダイヤ改正時に大阪環状線の行き先案内が変更される
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