2024年5月9日、西武鉄道の鉄道事業投資計画でついに特急「小江戸」に使用される10000系ニューレッドアローの廃車計画が明かされました。気になるのは後継車両。ただ発表の言い回しを考えると、特急そのものが新宿線から無くなる可能性もあるような…?
予測どおりの廃車宣言
ここ最近の西武における車両面の大きな動きといえば「サステナ」車両。大手私鉄ながら他社から中古を導入してでも、VVVF化100%を早期に達成するという強い意志の表れです。ところがこれまでは新宿線の10000系NRAは言及がありませんでした。
しかしサステナ車両のニュースリリースで「2030年度までに車両のVVVF化100%達成を目指します。」と言及されていた以上、避けて通れないのは必至。水面下で検討が進んでいたのは間違いないわけで。
もうそろそろ…とはだれもが思っていたでしょうが、これがついに初めて言及に至った、というのが今回です。
具体的にはニュースリリース「2024年度 鉄道事業設備投資計画 西武鉄道 過去最大の総額334億円 「沿線価値向上」「デジタル化」「働きがい向上」へ積極的に投資」に、
↓のような文言が載りました。
ということで2026年~2030年の間に廃車されることが確定。
ただ、話は車両の置き換えで終わらないような気もするのです。
廃車で終わるのか?廃止もあるのでは?
ただ気になるのは、「有料着席サービスの刷新を検討」という気になる文字。
要するに、「特急『小江戸』で運行の形を変える」可能性がある。
というか、言及した以上はその可能性が大…!
可能性として考えられるのは、京急のウィング・シートのように一部指定席とする形でしょうか?
日中などは特急にそれほど人が乗っていないように感じますが、急行(どうせ10両全部は混まない)の1両を有料、という形。40000系で有料座席車だけクロスにする、というのは絶対検討されていると思います…!
小江戸を廃止して、平日は朝の上り・夕夜の「川越ライナー」を運転し、土休日は午前の下り快急と夕方上り快急を数本ずつ運転して一部車両を有料のクロスシート、全日とも日中は1時間に1本は急行の1両を有料車両とする、なんてことがあるような(日中は土休日だけかも?)。
待てよ。
そうすると、10000系は徐々に廃車されるのではなく、2026年に一斉に引退する可能性もあるのでは?
妄想が捗る…!
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