2023年8月26日に開業する宇都宮LRT。2年前の夏に工事中の様子を探訪した時のレポート。鬼怒川の河岸段丘崖には唯一のトンネル工事現場があり、その上からは好撮影地となりそうな眺めがありました。
■2021年7月、建設中の宇都宮ライトラインの様子(その1:宇都宮駅~ベルモール)
■建設中の宇都宮ライトラインを探訪(その2:車両基地付近の新車)
■建設中の宇都宮LRTを探訪(その3:ほぼ完成していた鬼怒川橋梁)
■建設中の宇都宮ライトラインを探訪(その4:唯一のトンネル建設現場とお立ち台)
■建設中の宇都宮ライトラインを探訪(その5:やっと電停が!そしてついにアレが!)
■建設中の宇都宮ライトラインを探訪(その6:クセが強すぎる緩急接続設備!)
■その7
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さてここで昼ご飯タイム。やはり餃子を食べに行きます。
ところで「近いよー」と連れられて行った先が10km先。さすが車社会、「近い」の感覚が違う…
さて次にやってきたのが、飛山城跡電停予定地を越えたところ。
ここは…
「トンネル工事」実施中!
ここが鬼怒川の河岸段丘の端のようで、崖下から道路の下をトンネルで潜っていくようです。
宇都宮LRT唯一のトンネル!
そしてこの眺望!
道路が崖の端に沿っています。
なので、姿を見せ始めた構造物が、丘を越えてカーブしながら足元に向かってくるところが良く見えるのです。
そして後ろを振り向くと…
トンネルの逆側が。ただしこちらが段丘面なので、道路と同じ高さ。むしろ高い。
なので完成後の軌道は、奥の白い建物のあたりへ向けてカーブした堀割の中を一気に登坂していくはずです。
この道路と立体交差するために、このアップダウン…踏切をひとつ作らないためだけで、すごい土工量だな…
さて、こうなると下が見てみたい。
しかも、カーナビの地図によれば、真下に道路があるらしい!
ということで降りてみます。
道路と交差する部分だけ先にボックスカルバートが設置されてるようです。柵まで先に作っちゃうんですね。
軌道工事エリアと交差。手近なところで車を降ります。
で、見えたのが…
どーん
おおー
りっぱ!(語彙)
↑先ほどはあのフェンスの上から見下ろすような形でした。
↑天井がまだめっちゃキレイ。架線を吊るような金具もまだ無く。
そして逆サイド、宇都宮駅側。
丘の低くなっているところへ向けて、真新しいコンクリの塊列がカーブしながら続いています。
日曜で休工ということもあり、人の気配は全くなく、動くものは風にそよぐ草くらい。
雨の溜まった穴で優雅に泳ぐ鴨を除いて。
工事が進行中ではないのではないか、未成線なのではないか、という感覚すらしてきます。
そんなことを考えつつ、少し離れた場所からトンネルを再び。
さっきいた場所、いまとなってはもう立ち入れなさそうですね。
これが完成したら、この場所は路線中でも有望な撮影地になるんじゃないかと思います。
また訪れて変化を見たい、そういう場所でした。
まだ田んぼにひとりぼっちのボックスカルバートに別れを告げ、再び段丘の上へ。
この先は工業団地とニュータウンで、雰囲気が大きく変わります。
この先には宇都宮LRT唯一となる「トンネル建設」の現場が。その4へ続きます。