2021年7月、建設中の宇都宮ライトラインの様子(その1:宇都宮駅~ベルモール)

2023年8月26日の開業まで1か月を切った宇都宮ライトライン。ちょうど2年前、2021年7月末に宇都宮から終点まで建設中の路線を見てきました。建設が進んでいる場所とまだこれからの場所の差が大きく、面白かったです。

■2021年7月、建設中の宇都宮ライトラインの様子(その1:宇都宮駅~ベルモール)
建設中の宇都宮ライトラインを探訪(その2:車両基地付近の新車)
建設中の宇都宮LRTを探訪(その3:ほぼ完成していた鬼怒川橋梁)
建設中の宇都宮ライトラインを探訪(その4:唯一のトンネル建設現場とお立ち台)
建設中の宇都宮ライトラインを探訪(その5:やっと電停が!そしてついにアレが!)
建設中の宇都宮ライトラインを探訪(その6:クセが強すぎる緩急接続設備!)
■その7


私は2021年に関東に引っ越しましたが、栃木に友人がおり、友人に会いにいくついでにライトライン建設を見に行ったわけです。

その友人が働くのが、ライトラインの終点にある某所。まさにライトラインに関わる人からの話も聞きつつの日帰り旅となりました。

宇都宮駅東口

ということでやってきたのは宇都宮。

やはり餃子像(二代目)を拝みます。

と、その前に↓はJR在来線の改札内から。東口方向、たくさん工事しています。

 

期待感を胸に、東口への連絡通路を進むと…

 

おお、ポスターが!

 

なるほどなるほど。

しかし、「ラッシュ時6分間隔」「日中10分間隔」という説明が見えますが、先日発表された開業時ダイヤではラッシュ時8分間隔、日中12分間隔。公約守れよー。

ちなみに駅西口にはデカい目玉のついたビルがあるのですが…

 

↓ポスターでもしっかり再現されていました。

 

↓そのポスターには停車場の完成予想図があるのですが…

↓東口はこの時点では工事たけなわ。まだぜんぜんです。

 

青い柵がLRTのルートのようですね。

 

ただ架線注は立ちはじめていました。

↓そういえば、先ほどから手前に写っているバス、運転席に「入構許可証」と書いてありました。どうやらどこかの企業の通勤バスのようです。

ホンダは8月末に廃止するとのことで、こういう光景も変わりそうですね。

西口への延伸計画も具体化していますが、まだ現地には何もなく。

もともと宇都宮駅が宇都宮市街の端で、東口はいわゆる「裏口」のようなので土地はなんとでもなる、という感じにみえます。盛岡と似てますね。

宇都宮駅東口~東宿郷

さて、ここからは友人の車で建設地沿いに東を目指します。

さっそく、LRTの工事看板が。LRTという文字がこういうのに載ることじたい、珍しい!

↓これは帰りに撮ったもので、鬼怒川までの大半を線路が通る「鬼怒通り」沿いにまっすぐすすむと、宇都宮駅東口です。

  

中央分離帯が撤去され、仮設のガードパイプに置き換えられています。

駅東公園前~峰~陽東3丁目

この路線の目玉のひとつが、国道4号を陸橋で越える箇所でしょう。

もともと↓写真(どちらも帰りで、宇都宮駅を向いています)のように、鬼怒通りは2車線の陸橋でしたが、この中央部1車線ずつが線路に転用されます。

陸橋にそのまま軌道を通すなんて、そんなうまくいくもんなんですねぇ。
逆に立体交差が軌道で道路に転用された例として思い起こされるのは、旧大阪市電阪堺線のなにわ筋が南海汐見橋支線をまたぐ陸橋(陸橋は軌道専用)とか、撤去されていますが旧阪神国道線が旧尼崎港線をまたぐ陸橋は軌道・道路併用だったそうですが…(当時の写真が残る絵はがきデータベース)

あとは、陸橋部が片側2車線だったのが1車線になっており、ここは渋滞が悪化してそうですね。

↓2023年7月時点で引用すると古い写真ですが、拡大すると軌道が敷かれています。

↓陸橋をまたぐと、沿道の建物の高さが一気に低くなります。このへんになると、軌道敷設に合わせて片側2車線を維持すべく、用地を広げる事業も実施されているようです。歩道側ガードレールも仮設になりました。

↓まだこの時点で取り壊されていない建物も。

宇都宮大学陽東キャンパス

ちょっとするとショッピングモールが見えてきました。

もともと「ベルモール前」という仮称だったとおり、「ベルモール」です。

補給を兼ねて駐車場に車を止めてみます。

交差点には駐車場を削るように帯状の敷地が確保されていました。どうやらここにはトランジットセンターとして、バスベイと駐輪場が設置されたようです。

 

↓あ、バス。この向きのバスはLRTに変わりなくなるはずですが。

さて、ここにはLRTの広報センターがあります。

   

↓路線を簡略化したジオラマ模型が。これ、いいぞー。

 

      

↓さらに駐車場に戻ろうとすると、ふと見えたのが…

なんだあれ!

これすごいな!

LRT型の遊具だそうです。

片側は滑り台になっているのですが…

振り向くと…

運転台だ!

計器類や車内・車外モニターが表現されています。

  

 

これ、どこまで実車の再現なのか、気になりますね。

ICタッチ部分とかドアとかも、かなりリアル。

  

一見の価値アリです。

ちなみにLRTの隣はミニ動物園になっています。

   

アルパカなどを眺めつつ、次へ向かいます。

その2へ続きます。建設中の車両基地には新車が!


↑ページトップに戻る



もし役に立ったならクリックいただけると元気が出ます
鉄道コム


◆サイト内検索

◆サイト内検索

アクセスの多いページ【過去2日間】

SNSフォローボタン

フォローする