2020年5月14日、「大阪モデル」の青信号、21日には緊急事態宣言が解除された大阪。街には人が戻りつつあります。ただ、新快速の「Aシート」はなお客足が鈍いのです。
コロナウィルスの脅威がいったん落ち着いた大阪。私はこの間ステイホームどころかむしろステイホームを支えるためにほぼ毎日出勤していました。そこで見た日曜夜の「Aシート」は、かつての盛況が幻のように閑散とし、ついに0人の日も。
しかし、これも「青信号」で回復していくと思ったのですが…
5月17日
まずは緊急事態宣言はまだ継続なものの、西村大臣の自治体丸投げ宣言(法律からは自明だったけど、恥ずかしげもなくキレ気味に言っちゃうかね…)を受けたかのように提示された大阪府の「大阪モデル」は数日前に青信号となっていました。
5月17日20:28、府に賛同して緑色を示す「大ぴちょんくん」をバックに、Aシート連結の新快速が停車しています。
果たしてどれくらい乗っているのでしょう…?
うーん…
ガラガラ!
乗車は大阪発車時点で4人程度でした。
まあ、この日は環状線もガラガラでしたから、きっとそうだろうとは思ったのですが。
この時点で府の後追いで政府からも緊急事態宣言早期解除の雰囲気も流れだしてましたから、翌週は変わるでしょう…
5月24日
で、翌24日。この日も奇しくも退社が土休日20:30の下り「Aシート」新快速に合う形になり。
この数日前に、関西では緊急事態宣言も解除されました。
この日は、おお、明らかにホームに人が多くなっています。
ちなみに、この日はJR宝塚線で飛び込みがあったので、6番のりばの普通は大阪止めになったりしています。
それはさておき、Aシートは…
やっぱりガラガラだ!
この日も乗車は4人程度でしたね…
まあ、緊急事態宣言そのものは中身が薄いとしても、仕事上でもあんまり内容を考えずに緊急事態宣言ベースで考える人々を結構見ました。だから緊急事態宣言を出した政府の対応は国民をよく解ってるし、麻生さんの「民度」発言も、「民度」の定義を多少捻くれて考えたら概ね適切なんだろうな、と思う次第で。
つまり、「大阪モデル」青信号から10日ほど経ってるとしても、緊急事態宣言解除から間もない時点ではまだまだ夜の人出が少ないのもやむを得ないのかもしれません。
来週は、きっともう少し戻ることでしょう。
5月31日
で、余りに5月感が無かった5月(ステイホームな人々はGWとか季節感無かったという意味で、私は死ぬほど働きすぎて月とか気にならなかった意味で)も最終日。
この日もギリギリ日曜20:30の新快速に間に合いました。つうかこの時間に大阪出ないと、時短営業のスーパーが閉まるんよ…
それはともかく、一般車両は明らかに乗車率が回復しています。
100%とはいかずとも、日曜日夜としては、7割くらいに戻っているような…
これなら「Aシート」も乗っているのでは?
果たして…
やっぱり乗ってない!
ぺこぱの「時を戻そう…」レベルでやっぱり4人程度しか乗ってません。さすがに驚き。
人出は回復しつつあるとしても、よりお金を使う領域へは浸透がまだまだしていない、ということなのかもしれません。そらまあ今は財布のヒモを締めるよね。
すなわち、今は可処分所得の消費はまだまだかなり厳しい面があり、逆に考えると乗車率が回復してきたときこそ経済の回復が実感できよう、という気がするのです。
ただ、この日はそれまでとはやや異なり、大阪駅到着時点の降車客も3ー4人見ました。それまではほぼ居なかったので、少しずつ戻りつつあるようには思うのです。そうであれば良いのですが…
以上、「Aシートから見る大阪経済の実態」でした。
ご覧いただきありがとうございました。