四半世紀前に廃線となった大阪・箕面のケーブルカー。1世紀前、その下には動物園があったそうな。ケーブル駅跡を見たあとは、もう一つのポイントへ行きます。
下は足湯のすぐ左にある、箕面温泉スパーガーデンの入り口。2005年に破綻しましたが、「大江戸温泉物語」グループに入って再生。この日は平日でしたが、途切れることなく来館者が入り口の橋を渡っていました。
再掲ですが下がケーブルカーの代替交通手段であるエレベーター。見るからに高いです。
下写真、右の石垣のところがポイントです。
ちょっと凹んでいますね。
石の階段が上がっています。
スパーガーデンに向かう人は、この階段に気づきもしないようです。
立入禁止の表示はありませんので上がってみます。
階段の上には柵がありました。そこまでは行っていいようです。
奥にケーブルカーの桁橋が見えます。
中央の橋脚で桁橋は終わっており、その先はより細い軌道敷になっているようです。
ここから見えるのはこれだけなんですが。人の目が全く無いからって、柵を越えたりしてませんよ?してませんよ?
ところで、3枚上の写真。怪しいものがいっしょに写っています。
左端の、穴…
これこそ1世紀前にあった動物園の跡らしいのです。
どうやら、コレが檻であったとか。幅2m、高さ1.5mくらいしかないのですが、ここに入れていたのでしょうか?動物愛護なんて無いでしょうし。もっともこれじゃ暗いし狭いしで見にくいので、これはあくまでネグラで、この周りにも檻が広がっていたのでは?などと想像が膨らみます…
この穴は奥が崩れていますが、手前は三層のレンガアーチが巻かれています。
このアーチは奥にもあるらしいのですが…行ってませんよ?行ってませんよ?
ちなみに足湯の横に古写真が掲示されています。
確かに動物園があったんだ…
かなり広い園内だったようで、スパーガーデンの全域が動物園だったそうな。
上からも見てみます。こちら展望エレベーターの上側とスパーガーデンを結ぶ連絡通路。高い…
うーん、チラっと、見える?
最後は写真でたどる変遷を。
まずは1948年に米軍が撮影した画像。当然ですがスパーガーデンもケーブルカーもありませんが、チラホラ建物は見えます。
こちら1975年。ケーブルカーがくっきり見えます。山上駅は建物に直結だったんですね。
そして2012年。山上駅の位置には、2005年頃にプールが設置され、跡は現在無くなっているそうです。
この後は、箕面駅のごく初期の姿を探ります。つづきます。
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