2019年8月20日、南海は高野山観光の強化のため、高野下駅・九度山駅改装の概要を発表。高野下駅は駅舎そのものをホテルにするそうです。そういえば最近行った際、工事をしているなと思っていたんですよね。
ということで、こちらが発表の約1週間前の高野下駅。
駅舎や階段が足場に覆われており、改装してますよ感満載です。
今回の工事では高野下駅の駅舎に客室を設置し「駅舎ホテル」にするとのこと。全国的にもレアで関西初、とニュースリリースにはありますが、スイスホテル南海大阪のような駅ビル設置ではだめで、駅舎そのものってことなんでしょうか。シェラトン都ホテルは上本町駅ホームの真上なんですが、これも違うんでしょうか。定義がよくわからない…
ちなみに高野下駅はかつて駅舎の下を「高野山森林鉄道」が通過していました。現在は一般道になって駅舎の下を通れます。
で、こちらが改札なのですが、左の閉じられたシャッターに改装の掲示がありました。
アップで撮っていなかったので文字起こしすると…
2019年7月
九度山駅・高野下駅ご利用のお客様へ
南海電気鉄道株式会社
南海辰村建設株式会社
九度山駅・高野下駅 駅舎改修工事のお知らせ
平素は、南海電鉄をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
この度、九度山駅・高野下駅 駅舎改修工事の実施のため、下記の期間、
仮囲い・足場等を設置し作業を行います。(ホーム及び通路等が一部狭くなっています。)
ご利用のお客様には何かとご不便をおかけしますが、何卒ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
記
1. 期間: 2019年7月中旬~2019年11月末まで
2. お問い合わせ先: (以下略)
と、なんのための改修かは書いていませんでした。
だからあまり気にせず、「大して広くない駅外への通路に仮設トイレが置いてあるよ…」などと思っていたのですが。(上の写真のゴミ箱の右手がトイレ、仮設手洗い場が奥に写っています)
それにしても、ニュースリリースを見る限り、かなり広い部屋になっているんですが、それを2部屋も置くスペース、あるんだろうか…
そして、たった2部屋で元が取れるのだろうか…
委託先の会社は「古民家などの既存建築物の再生利活用を中心に」宿泊施設運営をしているらしいので、管理をする場所のことも考えると、近隣に別の宿泊施設があるのかもしれませんね。
「こうや」の後ろに駅舎が写っていますが、それほど大きくはありません。
ちなみに「こうや」は行き違い待ちの運転停車中。
構内踏切がホームから直接はじまっており、通過の特急が停まって構内踏切が開いている変な駅です。
ホームには歴史を伝える展示もありました。
下はショーケースに入れられたレールとか。
比較とか。
屋根柱に使われている古レールの説明とか。
これだけでも楽しめる駅ですが、珍しいものができつつあるんですね。
きっと気軽に泊まれる値段じゃないでしょうが、面白い取り組みですね。
開業したらまた見にいってみようかな…
ご覧いただきありがとうございました。