「唯一神」又吉イエスの選挙ビラを発見す

引越を機に、古い段ボール箱の断捨離をしているのですが、その中から又吉イエスの選挙ビラを発見。2000年代前半に「2ちゃんねる」などで一世を風靡した唯一神の選挙ビラ…ご興味ある方は見ていってください。


↑がそのビラです。

2004年の参院選・東京選挙区に出馬した際のもの。

当時、2003年に初めて東京都第1区から出馬し、「腹を切って死ぬべきだ」「地獄の業火に投げ込む」といった文言で有名になっていました。2003年の東京都第1区はさまざまなネタ候補がいましたが、その中でも特に異彩を放っていたのが又吉イエス。

翌2004年の参院選のときにも人気を博し、自分も池袋駅・西武前の街頭演説でもらったのがこの選挙ビラです。

余談ながら、街頭演説の途中で共産党の街宣車がやってきて、こういうときは先客を優先する暗黙のルールなのに、無視してがなりたてる様にとても不快だった記憶があります。

それはさておき、改めてビラを見ていきましょう。

このように、テーマごとに主張が書かれています。見返して意外だったのは、ビラには政治責任を小泉純一郎に求める文言はあれど、「〇〇(対立候補や首相)は腹を切って死ぬべきだ」的な過激な文句は無いんですね。

2ページ目。

イラク問題では、明確に多国籍軍に関与すべきと書いています。憲法9条にまで踏み込んで解釈しているのは、今更ながらに意外でしたねぇ。ロシアや中国に対してアメリカへモノを申すように求めていますが、これは以前から既にしているだろうとは思いますが。

3ページ目。

両面刷り2枚4ページ構成ですが、ご丁寧に2枚目にも証紙が貼られています。

普天間問題に触れているのは、沖縄県人らしさですね。でも普天間が返還されたら選挙活動に充てられていた普天間基地内の土地貸借費(又吉イエス自身は土地貸借契約を認めていなかったらしいので「補償費」)が無くなるけどいいのだろうか… あ、その時はもう首相だからいいんですかね…

ラストの4枚目。

最後は観念的な内容ですが、しかし、立件民主党のウェブサイトに書かれている政策内容よりは具体的な気がしますね…というかこれより抽象的な国政政党の政策ってなんやねん…

実はこのあと、友人と本部に伺ってるんですよね。イエス氏本人はいませんでしたが、奥さんはとても優しい方でした。

そのとき貰ったポスターがどこかにあるはずですが…引越しを繰り返すうちに失くした模様…惜しいことをしました。

2021年は私の新居たる千葉県の知事選挙で泡沫ネタ候補が群雄割拠したことが話題になりましたが、明らかな売名目的や芸人まがいがいた印象があります。まともな経歴と見た目から小池百合子へ公開プロポーズをした人のようなガチな人もいましたが、イエス氏はもっと純粋な感じを受けました。まじめに、日本を考えていたんじゃないかなあ、と。

遅ればせながら、ご逝去の報に対しての、いちファンだった人間の感想でした。

ご覧いただきありがとうございました。


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