2020年3月15日下り夜便。19年3月16日に運行開始したAシートにとって、ちょうど1年366日を終える最後の便になります。これまで比較的定着が見られたAシートですが、しかしコロナウイルスのためか、異常に低い乗車率で…
Aシートについては平日夜下り便や日曜夜下り便の状況をこれまで見てきましたが、10ヶ月ほど経っていずれもかなり高い乗車率が見られました。
2020春ダイヤ改正の翌日は運行開始から366日目にあたり、ちょうど1年の節目を迎えることになります。
しかし気になるのはコロナウイルス。
商業・観光業に大ダメージとなっている中、Aシートはどうなのか。案外、対面もありうる一般座席を嫌ってAシートに乗る人も居たりしないのか。仕事の都合でこの時間の帰宅となり、せっかくなので見てみました。
ということで発車10分前の大阪駅。案内板には表示がさているのですが…
おや?
2ヶ月ほど前に見た際には、運行開始当初から表示が変わっているのに気がついたのですが(詳しくは「Aシート」の発車案内表示がちょっと変わってた件を御覧ください)、元に戻っていますね…
表示が戻されたのでしょうか?あるいは何らかの条件で表示が変わる?
快速の発車後も表示は変わらなかったので、発車順ではないようです。
閑話休題。
前の快速が発車した時点で、乗車位置には3人ほど並んでいました。
写真は早朝かのように閑散として見えますが、人がいないタイミングで撮っています。とはいえ、そのように撮るのが難しくない程度には空いており、ホームを歩いているのは普段の半分といったところでしょうか。
しばらくすると、乗務員さんがやってきました。↓のエスカレーターの横に写っていますが…
「導入から半年のJR西日本「Aシート」。日曜夜下り、かなり乗ってるな…」の際には3人も車掌が乗っていましたが、この日はたった一人…
↓さらに乗客が並びましたが、並んでいるのは中央の乗車口。
Aシートには中央にドアはないので…
乗務員さんがドアのない中央に並んでいた人に声をかけます。
そして20:28ごろ。
Aシート連結の新快速がやってきました。
うーむ、着いた時点で少ない…
降車客が片手で数えられる程度しかいませんでした。
そして、待っていた客の半数は他の車両に移動し、乗車したのは10人いたかどうか。
大阪を出た時点で、20%程度の乗車率といったところでしょうか。
座席の3割位にはチケットが挿してありましたが、いくらかは既に客がいない席でした。
スッカスカの荷棚が寂しい。
乗務員さんが一人だったのも、やはりこれを見越してなのでしょうか。
ちなみに無料で乗れるデッキ部にはたいてい数人の立ち客がいるのですが、この日に関しては前後それぞれに1人(その片方は自分)のみ。寂しい。
人がいなさすぎてデッキを始めてじっくり観察した気がします。化粧板にこんな飾り模様が施されていたんですね…
そして7分後、尼崎に到着。降りたのは自分ひとり。ただ、ここから1名の着席がありました。
結局この日は2割程度の乗車に。
でも他の車両は、座席が半数以上埋まっていたので、対面の着席も少なからずあったはず。コロナに席巻された状況では人と近接しない空間を求める人の需要があっても良いと思うのですが。というか、近接したくない人には狙い目じゃないのかな、という気がしました。
ところで、日曜がコレなら平日はどうなのか。次の日も見てみました。「満1周年のAシート。平日もコロナウイルスのせいか散々な乗車率でした」に続きます。
コメント
ででーん改さん
コメントありがとうございます。
確かに、今回においての結果論ですが、輸送力増強系はすべてマイナスですね…
せめてもの救いは、2020年のダイヤ改正で運転本数を増やさなかったことですね…