2020年初頭から3月にかけホームドアが整備された大阪駅。その後4月を目前に昨秋に貼ったばかりの整列乗車案内を剥がしている場面を目撃。その1週間後、ホームには案内が再度設置されていました。どうやら、停車位置が変わっていたらしいです。
こちら4月頭の環状線ホーム・内回りのりばの様子です。
整列位置乗車の案内シールが貼られているのですが、まだ養生テープに囲われた状態です。
そして、黒く剥がした跡が残っているのがわかります。
…って、あれ?
ということは、新しい設置位置は元々の設置位置と違っている、ということですね。
下写真をよく見ると、赤いラインの周回列車用のところに、広い幅の剥がした跡がありますから、そこがもともとのドア位置ということでしょう。
このもともとのドア位置はホームドアの固定部分にガッツリかかっていますので、ホームドア設置前のものでしょう。
はて、そうなると、ホームドア設置からしばらくの間は案内表示はどうなってたっけ…と不思議になり、約半年前に書いた「ついに、大阪駅・環状線ホームにホームドアが設置!」で使った写真をみてみます。
ああ、なるほど。ホームドア設置時には、いったん古いのを養生シートで覆った上に新しい乗車位置案内を貼ってたんですね。
よく見れば養生シートは長いのと短いのに別れており、短い部分がドア位置ということになりますので、2mほど停車位置がズラされていたようです。
「大阪駅・環状線ホームに設置されたホームドアが増える」というページで使った写真を見ると…
停車位置目標よりちょっと手前に停まっている気がしますね…
あるいはこれは移されたあとなのでしょうか?
ちなみに4月時点の停車位置目標を見ると…
設置前の写真とは支柱の形や色が変わっています。4月時点では明らかに新しい色合いをしていますし、黄色と青の視認目標が新設されるのとともに、再設置されたようです。
ちなみに手前にもう一つあるのは「回送用」と書いてありました。明らかにズラして事故防止、ということなのでしょうか。
さて、こんどは外回りのりばを見てみます。
むむ、こっちはほぼ同じ場所に案内が再設置されたようで、跡がほとんど見えません。
つまり、外回り側は停車位置が変わっていない、ということですね。
2号車(乗車位置7番)の場所には左上に跡がある部分がありましたが、これはもともと車両のドアが柱付近になるため、整列位置を柱を挟んだ場所にしていたものですが、不都合を感じたのかホームドア設置時に位置を変えたためです。
大阪発外回りでは一番空いている2号車に乗ることがほとんどなのですが、前の位置でも特に不便も違和感も感じなかったんですけどね…
ちなみにシートが再設置されなかったというか、剥がされなかった部分もあり。
階段端の狭くなっている部分は、階段に沿った通路表示はそのままで、その上からドア前通路の表示が貼られていました。
ちょっとした変化から停車位置の変更に気づく。おもしろいですね。毎日乗っているくせに節穴だったことにも気づいたわけですが(笑)
ご覧いただきありがとうございました。