連休中におおさか東線・城東貨物線の運行される保安列車。それを追っかけてみました。
今回は、おおさか東線開通のおかげで、方転問題が解決した城東貨物線の保安列車です。とりあえず、その時間等を分かる範囲で記録しました。
年末年始・GW・お盆などの期間には貨物列車の大半が運休になります。わずか数日でも線路にサビが浮くそうで、そうなると線路上に電車がいることで電気的に検知する信号や踏切が作動しなくなるほか、そもそも電車が架線から電気を取って使用したあとの電気をレールを通じて返すことができなくなり走行できなくなるそうな。
ということで、これらの設備が正常に作動するよう、「保安列車」が運行されます。「錆取り列車」「レール磨き列車」ともいうそうな。
城東貨物線の場合、おおさか東線として旅客化されたことで大半の区間は旅客列車が走っていますが、吹田貨物ターミナル駅~神崎川信号場と正覚寺信号場~平野駅は今なお貨物列車のみが走ります。この両区間のために走らせる必要があるそうです。
と、いうことで上下は神崎川橋梁を渡り、吹田へ向かう列車です。
吹田貨物ターミナル駅で列車は折返し、新大阪駅・梅田貨物線を通って梅田信号場へ向かいます。
上が新大阪駅・下が梅田信号場に入るところ。
この列車が運行される期間は梅田貨物線でも保安列車が運行されます。その様子は「【ダイヤのメモ】梅田貨物線の保安列車」をご覧ください。
で、列車は梅田信号場で折り返し…(中津跨線橋にて)
再び新大阪駅へ。
このあとは吹田貨物ターミナル駅には戻らず、おおさか東線から直接久宝寺へ向かうそうです。
わざわざ吹田から新大阪方向に行って折り返すのは、平野からおおさか東線に入ったために編成の向きが逆になっており、これを戻す必要があるからです。つまり、吹田貨物ターミナル駅を出て新大阪駅に着いた時点で、正しい向きになっているんですね。そこからさらに梅田信号場まで足を伸ばすのは、直通快速と同様に特急にホームを開ける必要があるからでしょう。
おおさか東線開業で新大阪駅~南吹田駅~神崎川信号場が新設されたことでこのルートを取ることが可能になり、去年のGWからこうなっているそうな。おもしろいですね。
↓城北公園通駅の案内
【ダイヤのメモ】(2019/12/31-20/1/2、2020年末-2021年始)
佐保信 → 天王寺⑱ → JR難波 → 天王寺⑮ 1202 → 1206 平野③
回9363M
平野③ 1208 → 正覚寺信号場 → 1220 放出 1222 → 神崎川信号場 12:33 → 1240 吹田貨物ターミナル
回9365M
吹田貨物ターミナル 1301 → 新大阪③ 13:06 → 13:12 梅田信号場
回9366M
梅田信号場 1325 → 1330 新大阪① 1331 → 神崎川信号場 13:34 → JR淡路 13:36 → 1349 放出
回9368M
放出 1354 → 1356 高井田中央 → 1404 新加美 1406 → 1409 久宝寺 1411 → 1454 奈良 1456 → 1504 佐保信
※運番が合っているかどうかは知りません
ご覧いただきありがとうございました。