阪急宝塚線の平井車庫といえば、車庫線が全面的に高架になっている珍しい構造です。たまたま横を通ったので、外側から高架下を撮影してみただけの内容です。
平井車庫は北側の雲雀丘花屋敷駅方向を頂点にした三角形をしており、「△」形に広がっています。このうち、頂点付近に正門や事務棟が立っています。
事務棟は雑居ビル程度のそれほど大きくない4階建てで、設備の大半は高架下にあるだろうことが推測できます。
道路にペイントされた「踏切」の文字は、JR宝塚線の踏切です。雲雀丘花屋敷~山本を走る阪急の車内から平井車庫脇を走っていくJR車両を見た事がある人も多いことでしょう。
平井車庫の線路は雲雀丘花屋敷から離れるとJRを跨いでから三角形の広がりが始まります。三角形の西側の一辺はJR線に沿っており、自社線ではなく他社線に沿う車庫というのも珍しいような…
その車庫にハイエースが入ってきました。
このハイエース、助手席側に「阪急電鉄送迎用」と掲げておりました。雲雀丘花屋敷や山本からはそんなに遠くないと思うのですが、運行されているということは利用者が多いんでしょうね。ちなみに撮影場所の後ろはタクシー待機場で、1台停車していました。
門は自動で開いていましたが、事務棟の電気がついた窓から作業員が操作しているようでした。ガッツリ不審な目で見られた…そりゃそうか
ここからはJRと逆サイドに通っている道路から高架下をみてみます。
踏切に近い北側には社員専用駐車場がありました。
「開けたら閉めよ 鎖錠が定位」だそうです。「定位」って表現が鉄道会社感あるような。
並行する道路はこんな感じです。
駐車場に続いてなに明かりの点いた建物が見えてきました。
なんかクルマが停まっています。
おお、意外に奥行きがある建屋内にたくさんの軽自動車が停まっています。
ここは「阪急キッチンエール」という会社の設備でした。この会社は、食品のほか、食材を下ごしらえした状態で宅配する会社のようです。
キッチンエールをすぎると、工事用フェンスとシャッターの閉まった倉庫の連続に。
なぜかヘンなモノも…
階段?しかも螺旋階段で、途中までで、微妙に装飾があって…
うーん、謎。
シャッターは様々な形がありましたが、あまりひと気があるような感じではありませんでした。
そして一番南側にはもう一つの門が。
ここは車庫のある上階までスロープが続いており、クルマが乗り入れる際はコチラを使うようです。
去り際、見上げるとすぐ上に列車が停まっていました。
ご覧いただきありがとうございました。