奈良と尼崎との間を片道あたり1日4本運行されてきた「直通快速」。19年3月のダイヤ改正でJR東西線乗入れは廃止され、新大阪発着になります。廃止が近づく尼崎行きを撮影してきました。
「直通快速」はおおさか東線の開業に伴い、奈良と尼崎の間を大和路線・おおさか東線・JR東西線を経由して運行。
平日は朝7-8時台に北新地到着の尼崎行き、夜18-19時台に奈良行きと通勤輸送目的。
「直通快速」という種別は阪和線でも運転されていますが、平日朝ラッシュ時のみの運行。これに対してこちらは土休日も運転しております。ただし時間が変わり、9-10時台の尼崎行き、17-18時台の奈良行きと行楽要素が入っています。
余談ながら阪和線の「直通快速」は、環状線直通の快速のうち大阪環状線内を各駅に停車するもの。同じものは大和路線にもありますが、こちらは「区間快速」という名称。そして阪和線の「区間快速」は鳳以遠各停の快速とあべこべになっています。ここいらを整理できないのかな…
さて、そういうわけで時間的には遠方の人でも土休日が撮影しやすくなっています。
ということでこちらが尼崎駅の3・4番ホームから。1本目の列車。
「直通快速」はJR東西線からまっすぐ2番線に入線します。JR東西線からの列車はほとんどが3・4番線に入るので、2番線に入る列車という点でもレアです。
今まで何本か見ていますが、すべて到着時は幕・行先を「直通快速 尼崎」で入線してくれました。また、尼崎側先頭を207系更新車で入ってくる編成が多く、LEDが切れにくいという点でありがたかったです。
これは2本めの列車直前。1本目のみ丹波路快速の前に入ってきますが、2本目以降は丹波路快速の直後に入線します。写っている清掃担当者は「直通快速」のために待機しています。また、奥のホーム発車標には「直通快速」が表示されています。
こちらが1・2番線から撮影した2本め。やはりなぜか207系更新車なのです。なおここから撮影するには200mm以上の望遠が必要。また、線路が東西方向で列車は西向きなので、正面は影になります。LED面や幕は見やすくて悪いことでもないですけどね。
到着した列車は、車掌が終点のアナウンスをしてすぐさま幕回しをします。LEDもこの数瞬の後に消灯しました。
到着した列車は3分ほど停車したのち、回送となって塚口の留置線に向かいます。
さて、そこそこ満足したので、おおさか東線の試運転撮影も兼ねて放出に向かいます。
予定では4本目を放出で迎えられるはずでしたが、回送の発車を見ていたら乗らなければ間に合わない東西線の列車を逃していたようで、調べると乗った列車の放出到着時間が直通快速と同じと怪しい雲行き。慌てて鴫野でおります。
上り快速の通過後、また通過表示が出ました。
4本めの「直通快速」は207未更新でした。
おおさか東線工事に伴って後ろが隠れるようになってしまいました。まあこれも致し方なし。
でも鴫野で降りて良かったのは、おおさか東線ホームで試運転を撮ろうとしていたら…
おおさか東線側にも207系がやってきました。新しい「直通快速」を想定した試運転だったのでしょうか。約1時間経っても戻ってこなかったので、試運転を終えてどこかに引き上げる途中だったのかもしれません。
ご覧いただきありがとうございました。