京阪が3000系にプレミアムカーを導入することを発表しました。注目すべきは車両を「新造」して投入するということでしょう。
3000系にプレミアムカーを設定すること自体はすでに7月に発表されていましたが、ちょっと驚きだったのは「車両を新造して組み込む」ということ。
東急が6020系へのQシート導入に際して、新造して交換するということが耳目を引いたばかりですが、同じことをまさか京阪が行うとは。
8000系プレミアムカーは既存車両の改造だったじゃんよ?なんでこちらは新造?
とはいえ、8000系にプレミアムカーが導入される前とは状況が違うのも確かです。
8000系で改造としたのは、コスト面でやむなくであったとされています(東洋経済に掲載された鉄道ジャーナルの記事)。冒険的な新規事業に対して予算を抑える要求は強くあったように思われます。しかし上記の記事でも指摘されているように、ドアを埋めた部分の窓と席の位置関係は「如何ともしがたかった泣き所」でありました。
3ドアの3000系となるとそれがさらに増える可能性があるわけです。というより設計して検討した結果、看過できなかったのでしょう。
また、プレミアムカーは約1年で100万人が利用。京阪の決算において導入から半年で2.5億増収とされていますから、導入時のブームが落ち着いた後も遜色ない利用率であることが伺えます。(なぜかいまだに昼間はガラガラだとかどうしても失敗としたいらしい人々もネットでは見かけますが…かつて「関西に有料着席車両は定着しない」論を近鉄や南海を無視して言っていた人たちと彼らとは同一?)
この好調さが
それに座席数の少ない3000系こそプレミアムカーを利用したいかも…
さて6編成のある3000系にプレミアムカーが入ることで、現在の6号車が6両余るわけですが、それはどうなるのでしょうか。まさか京阪が車齢12年っぽっちの車両を廃車にするとも思えません。
やはり、13000系新造の際に1~2両ずつ組み込むのでしょうか。10000系も7200系や9000系から組み込んでいますから、有力でしょう。しかも、3000系プレミアムカー導入は2020年メドですが、京橋駅にホームドアを設置する目処=5000系全廃の目処も2020年…(京阪プレスリリース) ついでに5000系の残存は6編成…は偶然の一致?(さすがに2020年までに半減くらいはしてるでしょうか?)
余談ながら、
いろいろと考えながら書きましたが、やっぱり京阪が新造して車両を入れ替えるというのが驚きでした。
要するに…
そんなやる気見せて大丈夫か京阪!?
京阪がやる気出したときはちょっと危ないような気がするぞ!?
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