りんくうタウン駅での折返しが始まって約1週間。JR・南海の双方が折返す駅の現状はどうなっているのかを見てきました。折しも、9月21日をメドに関西空港駅へ乗入れ再開することが発表。あと1週間だけの光景です。
りんくうタウンに着くと、さっそく駅のホームに4列車並んでいました。
223系0番台のりんくうタウン止まりと、りんくうタウン始発
発車を待つ空港急行
南海の発車標は、停車していようが出発していようが折返し線で入線待ちしていようが、常に「電車が接近しています」でした。
関空側の本線を折返し線として入線待ちの空港急行。左には南海バスによるシャトルバス。りんくうタウンと関空を無料で結んでいます。
空港急行の発車後、1分余りで入線してきました。
すると、そこから2分と経たず、関空快速が引き上げていきます。
JR用の入替信号
奥の片渡り線の先で停車します。片渡り線のために折返しは下り線のみを使用、JRと南海が同じ線路で交互に折返すことになります。これはせわしない。「はるか」が日根野折返し、「ラピート」が運休になるのもわかります。
そこから3分くらいで次のりんくうタウン行きが入ってきました。どのホームも発車から次の入線までは1-3分でラッシュ時なみの間隔です。その分ホームの停車時間が長いだけなのですが。
発車待ちの運転士が、りんくうタウン~関空の所要時間と折返し時間を計算していましたが、やはりうまいこと時間が合うようです。到着から引上げまで13分、折返し入線まで6分、そこから9分停車で、折返しに28分間の所要です。
223系は単独で「りんくうタウン」が出せるのですが、225系はそれができないのか見た列車はいずれも「りんくう/和歌山」で、そのままりんくうタウンまでやってきます。
下り関空快速の到着から3分ほどで上り関空快速が発車。日根野までは約6分なので、日根野で次の列車と行き違います。往復12分+3分で15分。
関空快速上りが出ると、やはりそれほど間をおかず次が入ってきました。
するとすぐに空港急行が引き上げ折返し線へ。せわしないです。
そこから3分ほどで、泉佐野からりんくうタウン止まりの空港急行がやってきました。
180909 泉北12000系サザン、運行再開の空港急行、大運転急行を撮るでは、空港急行は関西空港行きとして運転されていました。しかし、りんくうタウンに到着する列車はいずれも「回送」に既に変えておりました。
ほどなく折返し線から空港急行が入線。南海のほうが折返し時分が短いですね。いずれもJR車より長く、最大8両なので大変です。乗務員は南海もJRも到着から折返し、発車まで交代することなく乗務していました。
この一連の流れをまとめるとこんな感じのサイクルでした。
14:34 南海 下り着
14:36 JR 回送引上げ
14:38 JR 下り到着
14:40 JR 上り発車
14:42 JR 回送入線
14:43 南海 回送引き上げ
14:45 南海 上り発
14:47 南海 回送入線
14:49 南海 下り着
こちらは空港急行から降りる乗客たち。1両あたり10-20人くらい乗っていました。キャリーバッグをガラガラする人は普段はあまりいないんでしょうね。
空港方面の行先表示器は消灯しています。
両側とも回送の列車。右の二人組は中国語で話していました。
改札のすぐ外に案内係が複数いましたが、改札内には案内係がおらず、シャトルバスの案内をする張り紙も日本語ばかりでした。戸惑う外国人が複数いましたね。ちょっと改善の余地がありそうです。
ホームから見える阪神高速には警察車両が停まっていました。阪神高速から空港連絡橋へのランプはバス、トラックなどに通行が制限されています。きっと背面がLED表示器なんでしょうね。
そしてラストに良いものが撮れたのがコレ。熊取から東佐野への車内からの撮影です。
連絡橋の向こうに見える巨大なクレーン!遠近法ハンパねぇ!
タンカー衝突でズレた橋桁を一隻で持ち上げたクレーン船ですね。持ち上げた橋桁はなんと1000トン超!コンバトラーVが2体分です!(わかりにくい)
ちなみに橋桁の長さはコンバトラーの倍よりちょっと短いくらいです。(もっとわかりにくい)
ともあれ、あのクレーンのおかげで鉄道橋の補修が始まっており、21日復旧のメドが立ちました。りんくうタウン折返しを見に行く方はお早めに。
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