台風の翌日のJR京都線・神戸線の大混乱。
180905 これがJR西日本の「逝っとけダイヤ」か…③(大阪にて・その1)のつづきです。
案内上は4時間半列車が無い大阪駅上りホーム。
ついに普通列車がやってきました。
実際には4時間半ということはないですが、それでも運転見合わせ解除直後に来た列車から実に2時間半ぶりの普通列車です。
下りには遅延時に定番の甲子園口行きも来ました。
やってきた下り列車。225系の快速ですが、幕が普通になっています。
と思ったら、後ろ4両は正しく快速幕でした。
2枚上の写真で、普通幕下り快速の左にある引上線に居た普通。上りホームに逆走入線してきました。
って、お前は尼崎で変わり身しまくってた207系じゃないか。やっと車掌が来たのだろうか…
タイトルに反して「逝っとけダイヤ」とは正反対な感もある、混乱の極みをいくJRのよくわからないダイヤでした。
ところで、今回じっくりウォッチしながら思ったことが2つあって。
ひとつめは、乗務員の運用はどうなっているんだろう?ということ。
今年は特に災害が多く、翌日にも尾を引く遅れによく遭遇しますが、以前にも大阪駅で「乗務員手配のため」という理由で列車が遅れたシーンを目にしたんですよね。
しかし足りない割には、発車していく各列車の前後乗務員室には合わせて5-6人が添乗していたりして。長距離路線の路線の宿命であったり、種別ごとの担当とかいろいろあるんでしょうが、他の鉄道会社ではあまり見ない気がするので不思議です。
もうひとつは、内側線には神戸線快速と普通列車の神戸方面/宝塚方面ー大阪方面/京橋方面の4系統の計5系統走っていますが、これが毎日のように遅れを招いていること。いまさらのことではあるんですが。
尼崎の下りホームは3番線がJR宝塚線・4番線がJR神戸線で固定されており、普通列車はJR宝塚線行きとJR京都線行きとが交互に走るので、どこかで遅れるとただちに普通の4系統全てに波及します。
例えば、これは昨日もあったことですが、JR東西線→新三田行きが遅れて3番線を塞いでいる間に、続行してきたJR東西線→西明石行きが4番線に入る。本来なら直後に大阪→新三田行きが入って接続するはずですが、3番線がまだふさがっているので入れず接続を取れない。ついでに後ろにいる快速も遅れる。
いずれの方面からも大阪へのアクセスを確保するための4系統です。しかし遅れ拡大に直結し、尼崎のホームでストレスを溜めることになるくらいなら、いっそ大阪行き・東西線行きを固定して2系統に絞ったほうが、どちらかの路線の快速通過駅からは不便にはなりますが、それでも尼崎手前の渋滞でいつまでも尼崎に入線できない、接続相手が行ってしまい10分以上ホームで待たされる、というストレスよりはよっぽどマシなのでは、と個人的には思います。利用者として。
昨年のダイヤ改正では芦屋や神戸での外側線新快速と内側線普通・快速の接続を廃止しました。(某時刻表ブログがめっちゃ叩いてましたが、)接続待ちをしなくなったぶん、ダイヤに余裕が生まれて尼崎や大阪への遅れ波及を抑え、接続を実施しやすくなっているのは実感しています。(2分程度までで、それ以上遅れるとホームに入線中でも待っている方は発車しますが)
少しでも利便性を高めるため複雑なダイヤを組んで無理を通してきたのも尼崎事故の遠因でありますし、普通列車の行き先もそろそろ再考しては…と思う次第です。
おわり
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