京王線で実施される競馬ダイヤ。2022年春改正では、2本の新宿行き臨時特急が運行されています。この特急は折り返し列車とは別に送り込まれるのですが、東府中では超早業の本線折り返しシーンが展開されます。
東京競馬場での競馬開催(及び他場開催でも大レースの際)に実施される臨時ダイヤ。
2022年春改正ダイヤでは、線内折り返し列車の増発・増車のほか、2本の新宿行き臨時特急が運行されています。運行の変遷がけっこうある競馬ダイヤですが、準特急廃止で結果的に久々の特急となったことで話題になりました。
線内折り返し列車は8両での運行ですが、臨時特急は10両のため、別途高幡不動から府中競馬正門前2番線まで回送で送り込みされます。
東府中で折り返しをするのですが、かなりの早業…その様子です。
府中競馬正門前16:22発の、1本目の特急。この列車は約30分前に東府中で折り返しをします。
数分前に、乗務員が上り4番ホームに待機します。
回送一本前にあたる15:52発府中競馬正門前行きが発車したあと、2番線には回送表示がされます。
ところで、競馬ダイヤの日中は、2本の8両編成がほぼ同時に発車し、途中で行き違いをするダイヤです。
が、15時50分台だけわずかにズレます。
この時間に関しては1・2番線両方使って府中競馬正門前で行き違いっぽいです。
実際、時刻表も
東府中が 15:46、15:52、16:01、16:06、16:11
正門前が 15:46、15:56、16:01、16:06、16:11
と、50分台は発車が4分ズレています。
おそらく、東府中15:46の列車が2番線に入り、15:56の普通として出発していくわけですね。もし東府中発が15:56なら送り込み回送を入れると16時台の5分間隔が維持できないですし、15:52に同時発車なら府中競馬正門前発の列車は東府中手前で数分間信号待ちになりますからね。踏切を3つほど塞ぎつつ。
で、これを考えていて気付いたのですが、東府中駅の時刻表、間違っているぞ…それは別項目にて。
閑話休題
2番線から府中競馬正門前行きが出ていく15:52、4番線からも上り普通が発車します。
15:53 駅の府中駅の方には既に回送が。
府中では特急が行ったあとすぐに3番線に入っていたのかもしれませんね。
そろりそろりと入ってきます。入換用にこの先の信号が赤だからでしょうか。
15:55:00 4番線回送到着
15:55:30 交代乗務員が乗り込んで上り方向へ発車
ここも時速20km/h程度でそろそろ出ていきます。
15:57:00 折り返し位置へ到着すると、停車して数秒でポイントが切り替わりました。
上と下とでタイムスタンプの差はわずか8秒…
2番線まで線路が開通しました。
15:57:15 下り方向へ折返し発車
15:58:30 2番線入線
15:59:00 すぐに発車
まとめると、
15:54 下り方から4番線入線
15:55 4番線停車、すぐ発車
15:57 上り方本線上で停止、すぐ折返し発車
15:58 2番線入線
15:59 2番線発車
特急の合間を縫う、早業の折り返し・送り込みでした。
ちなみに、2本目の特急=16:42発は、1本目の特急(16:22発)が発車していった直後(16:24ごろ)に府中競馬正門前に入線します。
そこから逆算すると、
16:14 下り方から4番線入線
16:15 4番線停車、すぐ発車
16:17 上り方本線上で停止、すぐ折返し発車
16:18 2番線入線
16:19 2番線発車
という流れでしょうか。
ご覧いただきありがとうございました。