日本で唯一、千葉でだけ行われる常設プロ自転車競技をご存知でしょうか。オリンピック競技でもあるトラックレース「ケイリン」を公営競技化した「PIST6」。結構面白いのに、全く知名度ナシ…
もっと知られろ!このままじゃなくなる!と思ったので、昨秋にスタートしたPIST6を見に行った記録です。
PIST6は、先述のとおりトラックレースの「ケイリン」をギャンブルできるようにしたものです。「ケイリン」は「競輪」から生まれた日本発祥の競技で、オリンピックにも採用されていますが、「ケイリン」と「競輪」はコースもルールも大きく異なります。
千葉競輪場跡地に建設されたドーム式のトラックは国際競技規格で、ここで競輪の選手達がケイリンレースを行う、という新しい形。
それで気になっていたものの、当初予定から大きく延期して、しかも一時はまともに報じられず頓挫かとも思った2021年秋、ついに開幕。初の有観客になった同11月にさっそく見に行きました。
驚いたのは、入場にはチケット予約が必要で、しかもレギュラー席でも2000円すること。公営ギャンブルの入場料なんて100円とか200円です。
つまり、賭け事とは切り離してスポーツ観戦として娯楽を提供しよう、という狙いのようです。そう考えたら、野球やサッカーより安く、映画と同程度と見ることもできます。
レースは基本的に土日で、昼夜6レースずつ。選手は土日×昼夜の4部で1レースずつ、計4レースに出走。日曜夜の部は優勝決定戦を含む順位決定戦です。なので、日曜夜の席を予約。
そしていざ当日。
レース開始の30分ほど前に最寄りの千葉モノレール・千葉公園駅に着いたのですが…
誰もいない!
さすが千葉モノレール…とはいえ、いまからイベントに行くんですが…
道中もほぼ人がおらず、そもそもドームなんかが千葉にできているのだろうかと不安になったころ…
ドーム見えた!
ちなみに道中に案内が無く、一周回って裏側からたどり着いた模様。
こちら関係者用の入り口。看板おしゃれ。
途中ロビーのようなものがあったものの、全く人がおらず、本当にやってるのか不安になりつつ、入り口から入場。
入り口に人がいたときの安心感といったら!山道を延々走ってようやく予約した旅館を見つけたときとほぼ同じ。
安心のあまり入り口撮り忘れ。
入場には、TIPSTARというmixiの競輪・オートレースアプリが必要。mixi=TIPSTARが他のベットアプリと差別化するための興行がpist6というわけですね。
入り口には立派なオブジェ。
上の写真に写る階段でスタンドに行くようです。
いざ!
おー!すごい!かっこいい!
真新しい木のバンク、めっちゃいいですよ。
ただ…客がいねぇ(苦笑)
100人くらいじゃないのかな…入場者数…スタッフのほうが多いまである。
まあ競輪なんで、車券が売れてればいいんですが、それも売れてないんですよねぇ。
中央はアリーナ席。ここは自由席だそうです。行きそびれ…
そんなこんなで着席。ゴール前です。
入り口では地図を渡されました。
折り目がついているのは、ハリセン状に追って応援してね、ということでした。たまに叩いてねコールがあります。
そんなこんなでレースの時間。
選手入場からして派手派手です。
炎やスモークが上がったりするなか…
入場ゲートから選手が出てきます。
スモークに照らしたレーザーが回転することで、ドアが開いたように見える凝った演出も。
さらにはチアのダンスがあったり、演出はBリーグとかそっちに近いイメージ。
さて、いよいよレースですが、競輪とはことなり、人が支える形のスタートになります。
3周目までは風よけの先導がつき、徐々に加速。4周目か、先導が外れて本気モードになります。
そのレースの様子はこんな感じ。
なんで客が入ってないのかという理由は素人目にもいくつか思いつくんですが、興行としてはけっこう面白いと思うんですよねー
なんとか流行らないかなー
最後に頑張って15分撮影しつづけた1レース全体の流れです。
ご覧いただきありがとうございました。