旧・東青山駅の廃墟から道をさかのぼり数分。まっ白な空間の中に、突如現れました。旧・東青山変電所跡。白い霧のなかの白く巨大なコンクリの塊の中に、踏み込んでみます。
【東青山シリーズ】
変電所の入口は、ロープで塞がれていました。その奥には小さな橋があり、垣内川を渡っています。
橋は滑り止めがあるとはいえ鉄板というなかなか怖い作り。その板も少し波うっているような…鉄板の継ぎ目に枕木のように配された横木には欄干があったのでしょうか?あったとしてもとうになくなっており、体を支えるものはありません。
橋の強度が全くよく解らないので、下に横木があってきっとマシであろう鉄板の継ぎ目を慎重に渡ります。揺れるようなことはなく、とりあえず大丈夫なようです。濡れた鉄板は心理的によろしくなかったですが。
そしていよいよ近づいてきた廃墟…やっぱり怖いな…幽霊でそう…
完全に濃い霧が雰囲気作りに一役買っていますね。
いよいよ敷地に入りました。
建物のコンクリはなお堅牢にも見えますが、窓ガラスはすべて落ちています。
大阪方向。よく見ると…
高圧線の鉄塔はなお残っていました。
少なくとも手前の敷地内の鉄塔にはすでに電線はないようですが、碍子は林立しています。
建物は「L」を半回転させたような、つまり「┐」に似た形。下写真は「┐」の横線部分の南側から、南方向=入口方向を見た形。
「┐」の内側には何か設備の土台であったコンクリ塊が複数並んでいますが、いまは苔と植物のプランターと化しています。
後ろを振り向いて窓から覗き込みます。なにか大きい○で吹き抜けになってる…
この脇の「┐」のつなぎ目部分に入口があったので、入ってみます。
中はがらんどうです。ただ、吹き抜けがやはり目をひきます。そして、なぜか床の中央部分だけ木板という謎。
いったいどういう構造なんでしょうね。
その手前は半地下構造になっています。
そして、「┐」の縦棒部分。中に入ると…
おおっ!広い!幼稚園の体育館くらいありそうな気がします(適当)。
つづきます。
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